本課題では、新学術領域研究「マイクロエンドフェノタイプによる精神病態学の創出」(略称:マイクロ精神病態)(平成24-28年度)の終了に伴い、その取りまとめを行い、本新学術領域研究における5年間の研究成果を取りまとめ、報告書や一般向けのパフレットなどとして公開した。さらに、アウトリーチ活動により、その成果を社会に還元することを試みた。 本領域研究期間中の主要な業績・成果の抜粋ならびに、論文・学会発表等、班会議の実施記録、プレスリリース、新聞・メディア報道、知財関連の成果、一般向けの公開講演会や解説本出版等のアウトリーチ活動、若手育成活動、国際・国内シンポジウム開催記録及び講演記録をまとめた研究業績集を作製した。作製した業績集を国内の研究機関、基礎研究者、大学・研究機関関係者に広く配布した。 また、本領域研究期間中に作成したニュースレターでは、研究者向けの情報と、学生や社会向けに精神疾患を解説する情報を掲載してきた。一般向けの内容に関しては、精神疾患を紹介する教科書的な要素が高いため、一般向けのニュースレターとして一冊にまとめ、また、ニュースレターに掲載した座談会企画も盛り込んだ。この一般向けの冊子も、業績集と同様に配布した。 次世代の国内の精神疾患研究の担い手を育て、また、本領域の研究成果を還元するため、領域代表を中心として、高校生向けの出張講義、また、一般向けの市民講座を開催した。
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