研究実績の概要 |
本研究領域において、これまで異分野の研究者が十分な連携の元で研究を推進してきた。本課題では、各計画研究と公募研究の統括、評価を行うばかりでなく、本研究領域の研究成果の還元のために、環境整備、情報収集、広報活動を積極的に行なってきた。具体的には以下の通りである。 (1)領域のホームページに(http://www.chromosomeos.com/)は公開して、これまでの研究成果を掲載することで、広く情報共有を行った。 (2)若手のためのシンポジウム開催を行った。本領域の目玉の1つは、外国人アドバイザー(評価者; John Diffley, Frank Uhlmann, Susan Gasser, Camilla Sjogren博士)の参画である。アドバイザーの中でもFrank Uhlmann博士, Susan Gasser博士によるキャリアセミナーを今年度は2月6日、7日に開催し、 Camilla Sjogren博士によるコロナ禍によるインタビュー動画を作成し配信による開催を行った。 (3)染色体OS情報プラットフォームの整備 本プラットフォームは、各動的過程における染色体動態のデータベースとその動態を体系的に注釈、可視化するツールである。染色体OSの分子 基盤を明らかにする本プラットフォームは、基礎生物学のみならず、再生医療、疾病予測、創薬等、応用科学分野に対しても大きな波及効果を もたらすことが期待される。<HPアドレス> http://chromosomeos.bio.titech.ac.jp/top/ 汎用性の高い環境を整備し、本研究領域のさらなる発展を図ることを目的として、プラットフォームの整備と公開を行った。 (4)研究成果の一般社会への情報発信として、上述したプラットフォームの整備も含めて、研究成果については積極的な情報発信を行った。情報発信の形態としては、サイエンススクー ルを開催し、研究成果のビジュアル的なアーカイブをしたWEBサイト(https://www.chromosome-structure-archives.com/)の開設などを一般向けに行った。
|