バイオイメージングを起点(基点)として、新しい学術領域を興すことを目指し、本領域プロジェクトで開発されたバイオイメージング技術に関して、研究の進捗状況を報告するだけではなく、バイオイメージングの将来展望などについて意見交換を行う予定であった。しかしコロナウイルスの影響が予想以上に大きく、また長引いているため、計画班、公募班が物理的に集まって、報告会を行うことができなくなった。代わりに、オンラインの会議システムを用いて、個別に班員から成果の進捗報告を受け、意見交換を行った。会議開催のための200万円を計上したが、実際に参集することなく、オンラインで行ったため、使用する必要がなくなった。 本研究において取得したバイオイメージング情報は多次元データである。その解析には、新しい画像処理アルゴリズムに加えて、計算機能力が必要である。領域の成果を世界に発信する事を目的として、画像処理を世界中の研究者が利用できる環境を提供することを目指し、クラウド上に画像処理ソフトウエアを搭載した画像解析システム:RBICP(Resonance Bio Image Communication Platform)システムを改良した。さらに、このシステムを世界中の研究者が利用できる環境を整えた。多数の研究者が利用することを念頭にOSなどの保守費により、セキュリティアップデートを実施して、システムを構築することが出来た。
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