本領域研究の成果を広く発信する目的で、2023年3月にPlant and Cell Physiology誌で「Plant Stem Cells」という特集を本領域主催で組んだ。計画・公募班や関連する国内外の研究者の論文を掲載し、一部の論文についてはオープンアクセス費を支援することで、研究成果の発信をサポートした。ゲスト編集者は領域代表の梅田、計画班員の榊原・林・鳥居が担当し、海外からAri Pekka Mahonen氏も参加した。特集号の構成は、総説が4報、regular paperが4報であった。
本領域では茎頂や根端の連続切片を用いて高解像度の電顕像や光顕像を取得し、領域内で活用してきたが、得られたデータを多くの研究者や国民と共有することを目的として、電顕アトラスの一般公開を行った。これまでに研究分担者の豊岡が植物幹細胞解析センターのイメージング担当として取得した画像(シロイヌナズナ・イネの茎頂や根端の連続切片の電顕像・光顕像、高分解能走査電子顕微鏡を用いて取得した広域電顕写真)を閲覧できるようにするために、ウェブサイトから拡大縮小して見られるGoogle Mapsのようなサイトを構築した。完成させた電顕アトラスは領域ホームページを通じて公開し、一般に利用できるような形とした。
さらに、これまでに発刊した5号のニュースレターを編集し、総集編を作成した。計画・公募班の研究内容や成果、発表論文などを時系列に沿ってまとめ直した。製作した総集編は国内の動植物研究者に配布し、5年間にわたる領域活動全般について発信を行った。
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