2015 Fiscal Year Annual Research Report
Project Area | Science of hybrid quantum systems |
Project/Area Number |
15H05866
|
Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
平山 祥郎 東北大学, 理学研究科, 教授 (20393754)
|
Project Period (FY) |
2015-06-29 – 2020-03-31
|
Keywords | ナノマイクロ量子システム / 新機能量子材料 / 量子効果 / 量子トランスデューサ / 高感度計測 |
Outline of Annual Research Achievements |
ハイブリッド量子科学の確立に向けて円滑に目標を達成できるよう総務グループを中心に総務活動を行った。具体的には、4人の領域アドバイザーの委嘱を行い、学振151委員会から企業委員を決定し、領域会議に参加して頂いた。さらに、領域内インターンシップの枠組みを決定し、まず2件実行した。国際的な連携を図る活動として国際交流グループを中心に若手研究者の海外派遣制度を確立し、オーストラリア、カナダに派遣した。会議グループではキックオフミーティングを2015年8月29, 30日に東京で開催し、2016年3月2,3日に大阪で2回目の領域会議を開催した。さらに、特にナノマテリアルの研究者にQuantum Enabled Technologyの考えを広げるために数回の勉強会を開催した。ウェブページなど広報の充実は初年度の最重要課題であり、広報グループを中心に領域ホームページをデザインし、日本語、英語の両ページを完成した。さらに、これも今後継続して使用する領域ニュースレターのデザインを決定し、2016年3月に第1号を発行した。また、領域のロゴについてもこれを決定した。総括班全体では総務、国際交流、会議、広報の活動が適切に行われるように、それぞれの方向性を明確にするとともに、各グループが連携して活動するように調整した。さらに、H28年度からの公募研究の募集を行い、公募研究や領域内インターンシップで使用する設備の整備などを行った。これらの総括班業務を円滑に行うためにH27年9月から研究支援者を採用した。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
総務で当初予定していた領域アドバイザーの委嘱、学振151委員会と連携した企業委員の委嘱を予定通り行い、領域内インターンシップの制度を確立しスタートした。国際的な連携を図る活動では若手研究者の海外派遣制度を確立し、オーストラリア、カナダへの派遣を実現した。さらに、国際加速基金の採択を受けて、国際交流活動の強化を順調に進めた。会議関係では、当初の予定通りにキックオフミーティングを56人を集め東京で、さらに2回目の領域会議を66人を集め大阪で開催した。さらに、領域内の相互交流と参加研究者のハイブリッド量子への意識を合わせるために数回の勉強会を開催した。初年度の最重要課題である広報については、ロゴを決定し、領域ホームページを作成した。ホームページの完成は少し遅れたが、結果的に魅力的なデザインのページが、日本語、英語両方でオープンした。さらに、領域ニュースレターのデザインを決定し、インタビュー記事を多くするなど、分かり易さに工夫をして、初年度中に計画通り第1号を発行した。以上述べたようにほぼすべての活動が計画通り進展している。さらに、総括班としての総務、国際交流、会議、広報の各活動の連携や調整、公募研究の募集、領域内インターンシップで使用する設備の整備なども予定通り進められた。従って、全体として、「2)おおむね順調に進展している。」と自己評価した。
|
Strategy for Future Research Activity |
総括班はハイブリッド量子科学の確立に向けて円滑に目標を達成できるように、様々な総務活動をH28年度以降も継続する。領域内インターンシップなどを推進する総務グループ、年2回の領域ミーティングなどを行う会議グループ、Webや広報活動、さらにはアウトリーチ活動を推進する広報グループなどとの連携を図り、ハイブリッド量子科学の研究推進をスムーズに行う。さらに、国際加速基金が採択されたことを受けて、国際会議の開催、国際的な情報発信、国際アドバイザー、若手の海外インターンシップについて強化・充実を図り、国際交流グループと連携して国内・国際活動が相補的で有効になるような研究推進に努める。平成28年度からスタートする公募研究については、総括班全体で管理運営を行い、ノウハウ、試料、装置を相互に融通する体制を構築する。 具体的な計画としては、前年度に立ち上げたwebの充実を図り、領域ニュースレターを継続的に年3回発行する。さらに、「ハイブリッド量子」を広める活動を内外で行う。また、アドバイザー、企業委員を招いた領域ミーティングを8月と2月に開催するとともに、2月のミーティングに連動して国際アドバイザリーボードを開催する。さらに、領域内での若手の交流、Quantum Enabled Technologyに向けた領域内の意識を高めることを目指して、小規模なミーティングを継続して開催する。また、領域内インターンシップを加速し、計画班や公募研究を跨いだ共同研究を推進する。これらを推進するために、様々なルールや書式を初年度に引き続き整備する。これらの活動を担当するために、総括班に研究支援者をおき、計画研究班と共同で総括と研究の両方を担当する博士研究員をおく。
|
Research Products
(90 results)