2016 Fiscal Year Annual Research Report
Project Area | Science of hybrid quantum systems |
Project/Area Number |
15H05866
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
平山 祥郎 東北大学, 理学研究科, 教授 (20393754)
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Project Period (FY) |
2015-06-29 – 2020-03-31
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Keywords | ナノマイクロ量子システム / 新機能量子材料 / 量子効果 / 量子トランスデューサ / 高感度計測 |
Outline of Annual Research Achievements |
ハイブリッド量子科学の確立に向けて円滑に目標を達成できるよう総務、会議、国際交流、広報の各グループと協力して領域の全体としての進行を統括した。総務グループでは国際交流グループと協力して第4回の領域会議に合わせて開催した国際諮問委員会において、諮問委員の評価活動が円滑に進むように支援した。また、領域内インターンシップとして、公募研究と計画研究の交流などを実現した。さらに、領域内の交流を促進するために大小の勉強会を計画し、領域の運営方針を徹底するために総括班会議を適宜開催した。会議グループでは領域アドバイザーならびに企業委員も招いて、第3回領域会議を2016年8月25、26日に東京理科大、第4回領域会議を2017年2月27日から3月1日に理研ならびにNIIで開催し、どちらも100人程度の参加があった。特に、第4回領域会議では外国諮問委員向けに英語を主言語としたため、この機会に若手の英語講演を実施し,外国諮問委員から高い評価を得た。また、若手が中心になり開催する若手研究会を領域会議に合わせて開催し、若手独自の委員会や勉強会を支援した。国際交流グループでは国際活動支援の採択を受けて、外国での国際会議開催を企画し、ドイツ、ポールドルーデ研究所の協力を得て、ベルリンで国際会議を開催した。広報グループを中心にウェブページなどを充実し、広報の質を高めるとともに、領域ニュースレターNo.2、3、4を継続して発行した。さらに、アウトリーチ活動として、他の研究グループとの交流と若手の意見交換を促進するために半導体量子効果と量子情報の夏期研究会に協力するとともに、NIIと共同でフォノンを含むハイブリッド量子に関する市民講座を開催し、150人近い聴衆を得た。なお、これらの総括班業務を円滑に行うために事務補佐員を継続して雇用するとともに、研究と総括の両方を担当する博士研究員を採用した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
第3回、第4回の領域会議をすべての計画研究グループならびに公募グループからの参加を得て東京理科大ならびに理研(一部NII)で開催した。特に第4回領域会議では国際諮問委員会を国際活動支援基金の採択を受けて総務、会議、国際交流グループが協力して行った。また、領域内インターンシップの制度を継続し、公募研究と計画研究の交流を促進するとともに、若手研究者の海外派遣制度を継続した。公募研究も含めた領域内の共同研究を推進し、領域内インターンシップをさらに活性化する目的も兼ねて、様々な勉強会を支援し、また、若手の第一人称による活動を推進すべく、若手が独自に組織する研究会などの開催を支援した。これらの活動を通じて若手のやる気は促進されており、本領域に参加する研究者のハイブリッド量子への意識も着実に高まっている。さらに、国際共同支援基金の採択を受けて、国際交流活動の強化を国際交流グループを中心に進め、ベルリンでの国際会議開催につなげた。この会議は小規模ではあったが、ヨーロッパ各地からハイブリッド量子に関心を持つ研究者が集結し、大変レベルの高い会議になった。広報活動についても広報グループを中心にホームページの質を高め、領域ニュースレターを予定通り年3号のペースで発行した。また、領域外の研究者との交流や一般市民との交流を目指したアウトリーチ活動も順調に行った。総括班としての総務、国際交流、会議、広報の各活動の連携や調整、計画研究や公募研究を含めた領域内交流に向けての活動もほぼ順調であり、全体として、「2)おおむね順調に進展している。」と自己評価した。
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Strategy for Future Research Activity |
ハイブリッド量子科学の確立に向けて円滑に目標を達成できるように総括班はH29年度以降もその活動を継続する。具体的には、領域内インターンシップや様々な勉強会などを企画推進する総務グループ、年2回の領域ミーティングなどを行う会議グループ、Webや広報活動、さらにはアウトリーチ活動を推進する広報グループ、国際活動支援基金の採択を受けて国際共同研究や国際インターンシップを推進する国際交流グループが連携を図り、ハイブリッド量子科学の研究推進をスムーズに行う。H29年度は領域として日本で開催する最初の国際会議が予定されているが、ベルリンで開催した国際会議の延長として、ハイブリッド量子科学の概念を内外に広くアピールするとともに、国際共同研究の可能性のある研究者を積極的に招待するなど国際共同研究の促進に役立てる。さらに、国内・国際活動が相補的で有効になるように研究推進に努める。また、平成28年度からスタートした公募研究については、総括班全体で管理運営を行い、研究計画グループとの共同研究がより一層促進されるように努める。さらに、H28年度に引き続きwebの充実を図り、領域ニュースレターを年3回継続的に発行する。さらに、「ハイブリッド量子」を広めるアウトリーチ活動を行う。また、国際会議とは独立にアドバイザー、企業委員を招いた領域ミーティングを夏と冬に開催する。さらに、領域内インターンシップなど領域内での交流、計画班や公募研究を跨いだ共同研究の推進、Quantum Enabled Technologyに向けた領域内の意識を高めることを目指して、小規模な勉強会、若手主体のセミナーなどの開催を積極的に支援する。これらを効率的に推進するために、様々なルールや書式の整備を引き続き進めるとともに、これらの活動を支援するために、総括班に事務補佐員、総括と研究の両方を担当する博士研究員をおく。
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Research Products
(109 results)