2018 Fiscal Year Annual Research Report
Project Area | Science of hybrid quantum systems |
Project/Area Number |
15H05866
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
平山 祥郎 東北大学, 理学研究科, 教授 (20393754)
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Project Period (FY) |
2015-06-29 – 2020-03-31
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Keywords | ナノマイクロ量子システム / 新機能量子材料 / 量子効果 / 量子トランスデューサ / 高感度計測 |
Outline of Annual Research Achievements |
ハイブリッド量子科学の確立に向けて円滑に目標を達成できるよう総務、会議、国際交流、広報の各グループと協力して領域全体の進行を統括した。中間審査でA評価を頂いたことを受けて、各計画研究をより加速し、計画研究間、さらには計画研究と公募研究の連携がより促進されるように活動した。総務グループでは国際交流グループと協力して2018年10月に国際会議をエコールノルマルの協力を得てパリで開催し、フランスを中心にしたヨーロッパの当該分野の研究者との連携を図った。また、公募研究も含めた領域内インターンシップを継続した。会議グループでは領域アドバイザーならびに企業委員も招いて、第7回領域会議を2018年8月に名古屋大、第8回領域会議を2019年1月に沖縄科学技術大学院大学(OIST)で開催し、活発な討論が行われた。第8回の領域会議では、その前日にOISTと共催でハイブリッド量子に関する国際会議を開催し、領域内の交流に加えて、国際交流、我々の成果の発信を行った。さらに、若手が中心になる若手研究会を領域会議に続けて2018年8月に名古屋大、2019年1月にOISTで開催し、さらにNV中心の話題にフォーカスした研究会も開催した。広報グループを中心に情報発信を充実し、領域ニュースレターNo.8-10を発行した。さらに、アウトリーチ活動として、若手の他の研究グループとの交流を促進するために半導体量子効果と量子情報の夏期研究会に協力し、NIIと共同でテラヘルツと量子系に関する市民講座を開催した。また、研究成果の広報を兼ねた書籍を2冊出版する方向で、Springer社から内定を得た。なお、これらの総括班業務を円滑に行うために事務補佐員と研究と総括の両方を担当する博士研究員を継続して雇用した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
第7回、第8回の領域会議をほとんどの計画研究グループならびに公募グループからの参加を得て名古屋大ならびに沖縄科学技術大学院大学(OIST)で開催した。さらに、国際活動の活性化と領域のアクティビティの発信を兼ねて、総務、会議、国際交流グループが協力してHQS国際会議をエコールノルマルの協力を得てパリで、さらにOISTの協力を得て恩納(沖縄)で開催した。これらの会議にはハイブリッド量子に関係する研究者が集結し、様々な国際的な共同研究を議論する絶好の機会となった。また、領域内インターンシップの制度を継続し、計画研究をまたぐ共同研究を引き続き促進するとともに、新しく加入した公募研究も含めて、公募研究と計画研究の領域内共同研究を積極的に支援した。また、若手の第一人称による活動を推進すべく、若手が独自に組織する研究会を支援し、2018年度は領域会議の機会に若手会議を開催するとともに、領域会議とは独立に若手主催の勉強会などを実施した。広報活動についても広報グループを中心にホームページでのアクティビティの発信に努め、領域ニュースレターを予定通り年3号のペースで発行した。また、領域外の研究者との交流や一般市民との交流を目指したアウトリーチ活動も予定通り行った。特にテラヘルツと量子系に関する市民講座には150人を超える参加者があった。さらに、Springer社と書籍を2冊出版する方向で議論を進め、最終的に出版が内定した。書籍の出版は新学術領域の成果のアウトプットとして大変重要である。総括班としての総務、国際交流、会議、広報の各活動の連携や調整、領域内交流に向けての活動も順調であり、国際会議を計画以上の2件開催したこと、Springer社からの書籍出版が内定したことから、全体として、「(1)当初の計画以上に進展している」の自己評価とした。
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Strategy for Future Research Activity |
2019年度は本新学術領域の最後の年度であり、ハイブリッド量子科学の確立に向けた多くの目標を達成できるように総括班は継続して各研究計画、公募研究さらにはそれらの共同研究活動を支援する。具体的には、領域内インターンシップや様々な勉強会などを企画推進する総務グループ、定期的に領域ミーティングなどを行う会議グループ、Webや広報活動、さらにはアウトリーチ活動を推進する広報グループ、国際活動支援基金の採択を受けて国際共同研究や国際インターンシップを推進する国際交流グループが連携を図り、ハイブリッド量子科学の研究推進を加速する。ハイブリッド量子科学の成果を内外に広くアピールすることを目指して、2019年6月にカナダ、オタワでこの分野でアクティブなグループと共同で国際会議を開催する。さらに、2019年12月には成果のアピールを兼ねた国際会議を松江で開催する。第2回国際諮問委員会も併せて開催し、本領域の活動に関する外部評価をして頂く。2018年度に引き続きwebによる情報発信の充実を図り、領域ニュースレターを年3回継続的に発行する。さらに、「ハイブリッド量子」を広めるアウトリーチ活動をNIIと協力して行う。また、新学術領域の成果の広報の一環としてSpringerから出版予定の2冊の本について、執筆者と出版社の調整を行う。また、国際会議とは独立にアドバイザー、企業委員を招いた領域ミーティングを定期的に開催する。さらに、領域内での交流、若手の活性化を目指して領域内インターンシップ、若手会議などを積極的に開催する。また、応用が期待できそうな研究について、企業を訪問する形での企業との意見交換会を試みる。これらの活動を支援するために、総括班に補佐員、総括と研究の両方を担当する博士研究員をおく。
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Research Products
(481 results)
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[Journal Article] Light Controlled Optical Aharhonov-Bohm Oscillations in a Single Quantum Ring2018
Author(s)
H. Kim, S. Park, R. Okuyama, K. Kyhm, M. Eto, R. A. Taylor, G. Nogues, L. S. Dang, M. Potemski, K. Je, J. Kim, J. Kyhm, and J. Song
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Journal Title
NANO Letters
Volume: 18
Pages: 6188-6194
DOI
Peer Reviewed / Int'l Joint Research
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[Presentation] Novel nonlinear collective effects in hybrid quantum systems2018
Author(s)
William J. Munro、Andreas Angerer、Stefan Putz、Kirill Streltsov、Thomas Astner、Dmitry O. Krimer、Hitoshi Sumiya、Shinobu Onoda、Junichi Isoya、Stefan Rotter Jorg Schmiedmayer、Johannes Majer、and Kae Nemoto
Organizer
International Conference on challenges in Quantum Information Science (CQIS2018)
Int'l Joint Research
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