2019 Fiscal Year Annual Research Report
Rice Farming and Chinese Civilization : Establishing General Study of Rice-based Civilization
Project Area | Rice Farming and Chinese Civilization : Renovation of Integrated Studies of Rice-based Civilizations. |
Project/Area Number |
15H05964
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
中村 慎一 金沢大学, 歴史言語文化学系, 教授 (80237403)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
金原 正明 奈良教育大学, 理科教育講座, 教授 (10335466)
細谷 葵 金沢大学, 国際文化資源学研究センター, 客員准教授 (40455233) [Withdrawn]
宇田津 徹朗 宮崎大学, 農学部, 教授 (00253807)
米田 穣 東京大学, 総合研究博物館, 教授 (30280712)
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Project Period (FY) |
2015-06-29 – 2020-03-31
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Keywords | 考古学 / 先史学 / 学際研究 / 国際共同研究 / 新石器文化 / 稲作 / 都市形成 / 中国文明 |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度の2019年度は、4月に総括班会議を開催し、総括班と領域全体の年度計画を策定した。それに従い国内学会としては、5月に日本考古学協会第85回総会にて「稲作と中国文明-総合稲作文明学の新構築-」をテーマとし、5つの計画研究の成果とそれらを総合した領域全体の成果を報告し、多岐にわたる本領域の成果を学会に還元した。10月に第73回日本人類学会にて骨考古学分科会シンポジウム「長江デルタ稲作農耕民の骨考古学」を中村・米田がオーガナイザーとなって開催し、研究成果を8本発表した。12月に日本中国考古学会2019年度大会にて中村が研究発表を行った。国際シンポジウムとしては、8月25日に奈良教育大学にて中国より研究者2名を招聘し、総合稲作文明学シンポジウム「触発する文明 ―長江と黄河―」を開催した。 国際協力研究としては、9月9~23日に、浙江省の跨湖橋、田螺山、井頭山、良渚遺跡群、江蘇省の蒋荘遺跡にて2019年度夏季コア期間調査を実施し、杭州市にて日中合同研究報告会を開催した。35名の研究者や学生が参加する大型の調査となった。9月10日には、良渚遺跡群工作站にて日本・中国の研究者双方が共同研究の成果を発表する報告会を開催した。多くの研究メンバーが一堂に会して研究交流を行えた有意義な会となった。 2020年1月の第16回総括班会議にて領域研究5年間の総括を行った。3月に研究成果を総括する国際シンポジウムの開催を予定したが、COVID-19の影響により開催できず、繰越を行った。 2020年度中にはCOVID-19の影響により開催ができず、再繰越を行った。2021年度中も開催できなかったが、研究成果報告書『中国江南の考古学』として20本の報告・論文を編集し、出版した。報告書を国内外の関連分野の研究者に配布することで研究成果を発信した。
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(7 results)