2019 Fiscal Year Annual Research Report
Discrete Geometric Analysis for materials design
Project Area | Discrete Geometric Analysis for Materials Design |
Project/Area Number |
17H06460
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
小谷 元子 東北大学, 材料科学高等研究所, 教授 (50230024)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大西 立顕 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 准教授 (10376387)
内藤 久資 名古屋大学, 多元数理科学研究科, 准教授 (40211411)
高見 誠一 名古屋大学, 工学研究科, 教授 (40311550)
一木 輝久 名古屋大学, 未来社会創造機構, 特任准教授 (40711156)
古田 幹雄 東京大学, 大学院数理科学研究科, 教授 (50181459)
青柳 岳司 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 材料・化学領域, 総括研究主幹 (50786241)
下川 航也 埼玉大学, 理工学研究科, 教授 (60312633)
橋本 幸士 大阪大学, 理学研究科, 教授 (80345074)
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Project Period (FY) |
2017-06-30 – 2022-03-31
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Keywords | 離散幾何学 / トポロジー / 材料 / 階層ネットワーク |
Outline of Annual Research Achievements |
コロナ禍ではあったがオンラインを積極的に活用することで、これまでと同様に計画研究と公募研究をそれぞれ着実に進める一方で項目間での垂直展開、項目を超えた水平展開による連携を進めた。また、数学・計算科学(情報科学)手法を開発し、共通基盤を構築するために、数学ユニット、情報科学ユニットなど、ユニットごとの勉強会を実施した。特に計画研究との相互作用を深め、新たな展開につなぐことに重点を置いた。班会議や勉強会、セミナー、チュートリアル、国際研究集会などを活発に行うことで班間の融合を進めた。 研究成果発表会および領域会議を2日間にわたりメンバー全体で開催し、平成30年度採択の公募研究の成果も領域で共有した。国際研究集会"Polymers and networks via topology and entanglement"などを開催した。MRM2019のシンポジウムの一つへ本領域も参画し、数学と材料科学の融合をテーマに数多くの研究結果を紹介した。 新型コロナウィルス感染拡大以降、合宿形式による領域会議ができなかったことは新しい領域形成をめざし異なる分野が集結した本領域では辛い状況であったが、一方でオンラインやSlackなどのデジタルコミュニケーションが活発に活用できるようになり、頻度の高い議論の機会を持つことができ、共同研究などはしっかり進めることができた。海外からの研究者の招へいや海外出張が制限により殆どできなかったが、デジタルに構築した関係を今後に活かしたい。 インターフェースである若手研究者は、引き続き、領域内の融合を促進するための勉強会やワークショップの企画、ニュースレターの発行を行うとともに、論文や学会での発表を活発に行った。領域の終了までに次のステップにキャリアを進めることに成功している。 昨年度に続き、連携推進の奨励のための連携研究支援を行い、チームを超えた展開が活発に行われた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
オンラインやSlackなどを活用した形式ではあったが、班会議や勉強会、セミナー、チュートリアル、国際研究集会などに対して、連携研究支援を行うことで、チームを超えた展開が活発に行われた。班間の融合、計画研究班との相互作用が進んだ。インターフェースである若手研究者は領域内の融合を促進するための勉強会やワークショップの企画、ニュースレターの発行を行うとともに、論文や学会での発表を活発に行った。研究者として視野を広げたり、分野を超えた議論をすることができたりした。領域終了までに多くの若手研究者が次のキャリアにステップアップすることができた。 国際活動ネットワーク形成の海外出張等、新型コロナウィルスの影響により実現に至らなかったが、オンラインにて議論や発表を積極的に継続した。頻度を上げることができ、研究情報交換にとどまらない共同研究に進むことが容易になった一方、やはり対面でしかできないようなワイルドな意見交換は難しかったように感じた。いずれにしても項目間での垂直展開、項目を超えた水平展開による連携を進める事により多くの分野を超えた共著論文が出版された。また領域としては広がりと深みをもつことができたと考えている。
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Strategy for Future Research Activity |
コロナ禍で制限されていた対面による研究会、情報交換の機会や、海外渡航、海外からの招へいが促進できる可能性が高まってきた。領域としての研究の広がりや深みがでてきており、予測を超える成果がでている。このような実績を積極的に情報発信するに良いタイミングであるため、モノグラフ出版、国際研究会への参加、多様な学会でのセッション企画などを行う。 また、引き続き、項目間での垂直展開、項目を超えた水平展開による連携を進めるためのセミナー、チュートリアル、ユニットごとの勉強会やワークショップを行ってゆく。
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Remarks |
【News letter 離散幾何と材料】Vol.04, Vol.05 発行 【新聞掲載】(公募A03・総括班) 伊藤良一「安価な水素製造へ道筋 金大など研究グループ」北國新聞朝刊 26ページ, 2019年4月5日 【受賞】(総括班) 塩見雄毅:第14回(2020年)日本物理学会若手奨励賞 (領域3: 磁性),「エキゾチック物質における新奇スピン流現象の開拓」2019年11月
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Research Products
(60 results)