2017 Fiscal Year Annual Research Report
Principles of pluripotent stem cells underlying plant vitality
Project Area | Principles of pluripotent stem cells underlying plant vitality |
Project/Area Number |
17H06470
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Research Institution | Nara Institute of Science and Technology |
Principal Investigator |
梅田 正明 奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 教授 (80221810)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
林 誠 国立研究開発法人理化学研究所, 環境資源科学研究センター, チームリーダー (30291933)
榊原 均 名古屋大学, 生命農学研究科, 教授 (20242852)
山口 信次郎 東北大学, 生命科学研究科, 教授 (10332298)
佐竹 暁子 九州大学, 理学研究院, 教授 (70506237)
経塚 淳子 東北大学, 生命科学研究科, 教授 (90273838)
五島 剛太 名古屋大学, 理学研究科, 教授 (20447840)
鳥居 啓子 名古屋大学, トランスフォーマティブ生命分子研究所, 客員教授 (60506103)
蓑田 亜希子 国立研究開発法人理化学研究所, 生命医科学研究センター, ユニットリーダー (40721569)
豊岡 公徳 国立研究開発法人理化学研究所, 環境資源科学研究センター, 上級技師 (10360596)
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Project Period (FY) |
2017-06-30 – 2022-03-31
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Keywords | 幹細胞 / 多能性 / 植物 |
Outline of Annual Research Achievements |
領域研究を効率よく推進するためには、メンバーが研究進捗や実験技術情報を密に交換することが重要である。また、異分野の研究者がアイデアを共有し、新たな共同研究を提案できる環境を整えることも重要である。そこで、8名の計画研究代表者および2名の計画研究分担者から成る総括班が、領域内の有機的な連携を図る。 平成29年7月に総括班会議を開催し、領域運営方針の確認ならびに役割分担、また植物幹細胞解析センター(PSAC)の活動方針について話し合った。9月にはキックオフミーティングを開催し、領域研究の方針を紹介するとともに、公募研究の募集案内を行った。年度末の3月に領域会議を開催し、各計画班の研究計画と進捗について議論した。また総括班会議も同時開催し、2年度目に向けての取り組みについて打合せを行った。 平成29年11月に若手の会を開催し、計画班グループに属する若手研究者の発表を通じて、研究交流を図った。それに合わせる形で、若手の会の最終日の午後に幹細胞研究会を開催し、動物分野の幹細胞研究者も招いて、多能性幹細胞に関する活発な議論を行った。3月には、日本植物生理学会において本領域主催のシンポジウムを開催し、動植物の幹細胞に関する研究紹介と問題提起を行った。その他に、年度を通して、関連した研究を行っている複数グループ間でグループミーティングを開催し、共同研究の打合せや実験技術の共有を図った。また、領域ホームページを作成し公開するとともに、年度末の3月にはニュースレターを発行し、本領域を広く発信した。さらに、10件以上のアウトリーチ活動を行い、中高生や一般市民への発信も積極的に行った。PSACには 1細胞解析機器iCell8を導入し、比較的大きな植物細胞にも対応できる実験系を確立した。また、シロイヌナズナの根を用いて1細胞解析を行うための試料作製法について検討した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
領域運営は順調に行われた。対外的な発信も問題ない。PSACに導入する1細胞解析機器が途中で変更になったが、繰越制度を利用して問題なくiCell8を購入し、実験系の確立に至った。
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Strategy for Future Research Activity |
2年度目は公募班員が加わるので、領域会議を5月にも開催し、領域研究の方向性を共有する。また、領域代表者が計画・公募班員の研究室を訪問するサイトビジットを実施し、領域会議等では十分議論できないような研究内容や共同研究について検討する。そして、領域全体で共有できる作業仮説を導き出すために、総括班が中心となって議論をまとめていく。
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Research Products
(11 results)