2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project Area | Quantum cybernetics - interdisciplinary studies of quantum controls and developments toward quantum computing |
Project/Area Number |
21102001
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Research Institution | The Institute of Physical and Chemical Research |
Principal Investigator |
蔡 兆申 独立行政法人理化学研究所, 巨視的量子コヒーレンス研究チーム, チームリーダー (30469910)
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Keywords | ジョセフソン回路 / 量子ドット / 分子スピン / 冷却原子 / イオントラップ / 量子光学 / 混合量子系 / 量子サイバネティクス |
Research Abstract |
総括班は研究領域内の融合的研究の推進を図るため、以下の活動を行った: 1.総括班会議を2回開催(6月29日~30日、12月15日) 2.領域融合ワークショップ開催: 第6回:「超伝導磁束で捕捉する原子・原子で見る超伝導磁束」、4月12日、於:阪大 第7回:「New Experimental Techniques in Quantum Measurement」、4月22日、於:阪大 第8回:「冷却原子集団を用いたCavity QEDとその量子情報要素技術への応用」、8月18日、於:阪大 第9回:「Diamond spin Qubits:from quantum science to sensing applications」、8月1日、於:阪大 第10回:「Al+Optical Clocks for Fundamental Physics and Geodesy」、10月13日、於:阪大 第11回:「ダイヤモンド・超伝導ハイブリッド系の量子状態制御」、11月11日、於:阪大 3.領域内の融合研究を目的としたインターン交換派遣の実現: 慶應大 MORTEMOUSQUE Pierre-Andre氏、大阪市立大 吉野共広氏 理研蔡研派遣(1か月) 4.領域のすそ野を広げ人材育成を図るため、「量子情報学生チャプター」なる学生研究サークルの活動をサポート。 具体的には「関東チャプター」会議(2回)、「関西チャプター」会議(2回)をサポート。 5.領域活動の一般市民への宣伝(国民との科学技術対話)のため、以下の活動を行った: 市民講座:理研一般公開講演「量子の制御とコンピュータ」於:理化学研究所(4月23日) サイエンスアカデミー1「量子の不思議を体験してみよう」於:青森県立三本木高等学校付属中学校(10月11日)SSH先端科学講座「量子力学と情報処理」於:群馬県立高崎高校(10月25日) 6.日本物理学会シンポジウムにて講演を行った。「ジョセフソン量子ビットの最新の成果」於:富山大学(9月22日) 7.ニュースレターをホームページに掲載並びに各関係者へ配信(3回:7月、11月、2月)。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
新学術領域を生み出すための各種方策を立案し、実行してきた。「領域融合インターンシップ」の実行、「領域融合ワークショップ」の運営などを進めている。ニュースレターの発行など活動により、量子サイバネティクスの知名度も上がっている。
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Strategy for Future Research Activity |
新学術領域の更なる融合的な確立を目指し、領域内の各研究グループ間の共同研究の計画を加速する。そのために、各研究グループで具体的な計画の立て、それを進める。
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Research Products
(2 results)