2012 Fiscal Year Annual Research Report
The study on the neural dynamics for understanding communication in terms of complex hetero systems
Project Area | The study on the neural dynamics for understanding communication in terms of complex hetero systems |
Project/Area Number |
21120001
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
津田 一郎 北海道大学, 電子科学研究所, 教授 (10207384)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西浦 廉政 東北大学, 原子分子材料科学高等研究機構, 教授 (00131277)
大森 隆司 玉川大学, 工学部, 教授 (50143384)
水原 啓暁 京都大学, 情報学研究科, 講師 (30392137)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 複雑系科学 / 数理物理 / 情報工学 / 脳神経科学 |
Outline of Annual Research Achievements |
高次霊長類に特徴的な認知機能であるコミュニケーションの脳内神経機構を複雑数理システム論によって解明し、「コミュニケーション神経情報学」という新領域を確立することが本研究の全体を通した目的である。そのために、A. 数理システム論、B. ヘテロ脳内システム間相互作用、C. 個体間相互作用の3研究項目をたて、それぞれに複数の研究項目を配置し、共同研究を行いやすくした。特に、理論と実験の共同研究を推進してきた。コミュニケーションに伴う脳のダイナミクスを引き込み協調とカオス的遍歴により解釈していく枠組みを確立するために、理論班内の討論を継続して企画し、それを土台にして複数の理論と実験の協働研究を推進した。これら領域研究活動の発表の場としてDynamic Brain Forum(DBF)2012を開催し、国際的なレベルでの討論を行った。さらに、アウトリーチ活動が広報並びに次世代若手研究者養成に有効であるという観点から今年度は奈良女子大学付属中等教育学校において銅谷領域と合同で高校生理科教室を行った。 ・Dynamic Brain Forum (DBF)2012を企画しスペイン、カルモナ市において開催、運営するとともに、当領域から多くの発表を行った。 ・奈良女子大学付属中等教育学校にて銅谷領域と共同で高校生理科教室を開催した。 ・津田班と水原班の共同実験を開始し、データ解析を行った。 ・金子班と山口班、西浦班と山口班の共同研究を推進した。 ・橋本班と奥田班の共同研究を推進した。 ・計画班と公募班の共同研究を推進するために全体会議を行った。 ・包括脳ネットワーク活動に参加し、ポスター発表などを行った。 ・これらを円滑に進めるために幹事会、総括班会議を複数回行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予想以上に研究が進展した。特に、水原班と津田班の共同実験で新しいデータが得られ、興味深い知見が得られつつある。また、山口班と西浦班の共同研究でも数学モデルで著しい進展があった。さらに、昨年度飛躍的に進展した橋本班と奥田班の共同研究は新しい段階に入りデータが得られている。特に若手研究者が予想以上に伸びた。また、公募班からも若手研究者で予想を超える成果が上がった。
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Strategy for Future Research Activity |
H25年度は最終年度であるので、大きく伸びている研究をさらに重点的に支援する。また、定常期に入り着実にデータが出ている研究に対しては最終的なまとめの段階に至る検討を行い、論文発表を支援する。国際会議での発表などは積極的に支援し、領域の集大成を図る。
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Research Products
(18 results)
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[Presentation] Cantor sets meet the brain2012
Author(s)
I.Tsuda
Organizer
The 5th Shanghai International Symposium on Nonlinear Sciences And Applications
Place of Presentation
Shanghai Yangtze Cruise, China
Year and Date
2012-06-27 – 2012-07-03
Invited
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