2021 Fiscal Year Annual Research Report
Management of non-domain biopolymer research group
Project Area | Biology of Non-domain Biopolymer |
Project/Area Number |
21H05273
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
中川 真一 北海道大学, 薬学研究院, 教授 (50324679)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
廣瀬 哲郎 大阪大学, 生命機能研究科, 教授 (30273220)
尾山 大明 東京大学, 医科学研究所, 准教授 (30422398)
稲田 利文 東京大学, 医科学研究所, 教授 (40242812)
荒川 和晴 慶應義塾大学, 環境情報学部(藤沢), 准教授 (40453550)
甲斐 歳恵 大阪大学, 生命機能研究科, 教授 (40579786)
依田 隆夫 長浜バイオ大学, バイオサイエンス学部, 准教授 (50367900)
伊藤 拓宏 国立研究開発法人理化学研究所, 生命機能科学研究センター, チームリーダー (70401164)
泊 幸秀 東京大学, 定量生命科学研究所, 教授 (90447368)
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Project Period (FY) |
2021-09-10 – 2026-03-31
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Keywords | ノンコーディングRNA / 天然変性領域 |
Outline of Annual Research Achievements |
本領域では、種間で高度に保存された配列を持たずに機能を発揮するRNAやタンパク質を非ドメイン型バイオポリマーと定義し、その生理的な役割から分子レベルの分子機構まで階層横断的な研究を進め、新たな動作原理に基づく画期的な生体制御技術を開発することを目指している。 今年度は領域立ち上げの初年度に当たり、班員間の連携を深めるために、領域班会議を10月9-10日の二日間にわたって北広島のクラッセホテルにてハイブリッド形式にて開催した。また、研究者間の交流をより深めるために、ワールドポスター形式でのディスカッションを同日程でオンラインで行った。対面での総括班会議では今後の活動方針について確認を行い、技術講習会についてはZoomを利用したオンライン形式でのハンズオンセミナーを取り入れてゆくこと、若手支援の海外ミーティング参加支援は新型コロナウイルス感染症の流行の状況を見ながら、渡航可能になり次第開始すること、公募班を含めた次回の領域会議は東京で行うことを確認した。 班員間のコミュニケーションを深めるために、Slackのワークスペースを立ち上げた。各計画研究ごとのスレッドを作製して研究代表者、分担者、領域代表者で打ち合わせを随時行ったほか、汎用的な技術に関するスレッドも作製し、領域全体で共同研究のノウハウを共有できるプラットフォームを立ち上げた。また、変異マウスの作製の共同研究ならびに近位ビオチンラベルによる相互作用因子の質量分析による解析の共同研究をアレンジし、それら共同研究に係る経費の一部を支援した。 若手育成に関してはRNAフロンティアミーティングの会場費の支援を予定していたが、オンライン開催になったため、班員の研究室からの積極的な参加という形で活動の支援を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
領域会議およびSlack上でのディスカッションにより、すでに多数の共同研究がスタートしている。変異マウスについても共同研究において新たに3ラインのマウスの作製に成功しているほか、近位ビオチンラベル方を用いて同定した相互作用分子の質量分析による解析の共同研究も進んでいる。班員間のコミュニケーションは極めて順調に進んでいるといえる。
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Strategy for Future Research Activity |
今後もSlackプラットフォームを用いた日常的なコミュニケーションと領域班会議における対面でのディスカッションを通じて班員間のコミュニケーションを促進し、共同研究の提案を積極的に行っていく。国際交流に関しては、海外渡航の規制緩和のタイミングを見ながら積極的に海外の研究者を国内に招聘し、班員との交流を図る。また、海外ミーティングへの参加の支援も検討する。若手支援に関しては引き続きRNAフロンティアミーティングを始めとした若手主体の研究活動の支援を続けてゆく。来年度以降、公募班の班員が参加するので、領域が持つ技術の共有を目指し、領域班会議において技術講習会を開催するほか、Zoomを利用したハンズオン講習会なども開催してゆく。
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