2022 Fiscal Year Annual Research Report
Management of non-domain biopolymer research group
Project Area | Biology of Non-domain Biopolymer |
Project/Area Number |
21H05273
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
中川 真一 北海道大学, 薬学研究院, 教授 (50324679)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
廣瀬 哲郎 大阪大学, 大学院生命機能研究科, 教授 (30273220)
尾山 大明 東京大学, 医科学研究所, 准教授 (30422398)
稲田 利文 東京大学, 医科学研究所, 教授 (40242812)
荒川 和晴 慶應義塾大学, 政策・メディア研究科(藤沢), 教授 (40453550)
甲斐 歳恵 大阪大学, 大学院生命機能研究科, 教授 (40579786)
依田 隆夫 長浜バイオ大学, バイオサイエンス学部, 准教授 (50367900)
伊藤 拓宏 国立研究開発法人理化学研究所, 生命機能科学研究センター, チームリーダー (70401164)
泊 幸秀 東京大学, 定量生命科学研究所, 教授 (90447368)
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Project Period (FY) |
2021-09-10 – 2026-03-31
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Keywords | ノンコーディングRNA / 天然変性領域 / 非ドメイン型バイオポリマー |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は公募研究の班員が加わり、領域のフルメンバーが初めて揃った。Slackを用いてメンバー間の交流を図るとともに各自の研究紹介ならびに自己紹介を公式ホームページに掲示し、班員間の交流及び情報の共有を図った。9/19、20にはL&Stay南砂町で合宿形式の領域会議を行い、計画研究・公募研究の代表者並びに分担者の研究発表を行ったほか、学生やポスドクを含めた参加者全員が参加するワールドポスター形式のディスカッションを行い、それぞれの研究内容を共有することができた。 国際連携として、天然変性タンパク質の研究で世界をリードするワシントン大学のAlex Holehouse博士ならびに非膜オルガネラ・mRNAのライブイメージング技術を開発したミシガン大学のStephanie Moon博士を日本に招聘し、名古屋で開催された日本生化学会において、11/11にシンポジウムを開催した。シンポジウムでは領域代表の中川が非ドメイン型バイオポリマー研究について紹介したほか、非ドメイン型バイオポリマーの解析手法について緊密なディスカッションを行った。また、11/12には東京でTokyo RNA Clubも開催し、両博士と首都圏の班員との交流を深めた。 若手研究者の支援として、大阪で開催されたRNAフロンティアミーティングに参加する学生の参加費ならびに旅費の支援を行った。 また、12/12、13に開催されたタンパク質研究関連領域の合同研究会に本領域からの代表として中川、廣瀬、荒川が研究紹介を行い、領域研究の宣伝に努めた。 さらに、進行中の共同研究をスムーズに進めるために、研究経費の一部支援を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
当初予定していた非ドメイン型バイオポリマーの分子動作機構の解明は順調に進められており研究成果も論文の形で発表されつつある他、新しい非ドメイン型バイオポリマーを同定する研究も順調に進んでいる。新型コロナウイルス感染症の流行により実施が流動的であった対面形式での国際連携活動も無事行うことができ、非ドメイン型バイオポリマーの最先端の解析手法について、予想以上のインプットを得ることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
Slackを用いた班員間の連絡は活発に行われており共同研究の推進に大きく貢献していたが、無料サービスではログが3ヶ月から残らないという仕様の変更があったため、同様の機能を持つDiscordに移行し、引き続きビジネスツールを用いた情報共有をすすめる。公式ホームページを用いた情報発信や領域会議における情報共有を引き続き行うほか、RNAフロンティアミーティングの開催支援を通した若手支援も継続して行う。また、国際連携をさらに強化し、3名の海外の研究者を招聘して班員との交流を深める。
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