2015 Fiscal Year Annual Research Report
細胞シグナリング複合体によるシグナル検知・伝達・応答の構造的基礎
Project Area | Structural basis of cell-signalling complexes mediating signal perception, transduction and responses |
Project/Area Number |
22121001
|
Research Institution | Nara Institute of Science and Technology |
Principal Investigator |
箱嶋 敏雄 奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 教授 (00164773)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
前仲 勝実 北海道大学, 薬学研究科(研究院), 教授 (10322752)
|
Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2016-03-31
|
Keywords | 構造生物学 / 生化学 / 細胞生物学 / 分子生物学 / 生物物理学 / タンパク質 / 相互作用 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成22年度に発足した新学術領域研究「動物・植物細胞のシグナル検知と伝達の構造生物学」では、平成23 年と25 年には公募研究を加えて、種々の手法による構造生物学、タンパク質化学、生化学、細胞生物学の研究者の相互協力により、重要な細胞機能の制御に関わるシグナル伝達経路で形成される複合体(細胞シグナリング複合体)の三次元構造決定を通して、相互作用の特異性と分子機能の制御機構を原子分解能で解明してきた。本終了研究では、総括班が中心となって領域の研究成果をとりまとめるとともに、本領域の到達点を明確にすることで、それに立脚した更なる発展・展開の方向性を関連研究者と共有して、我が国の学術に寄与すると考えた。具体的には、成果を取りまとめた成果報告書の作成を行うとともに、領域の成果を外部に公表するシンポジウム等を学会との共催も視野に入れて開催した。 ①成果報告書の作成:本領域によって得られた研究成果、および学会・シンポジウムの開催記録、若手育成のための取り組み、更にはニュースレター(全53報)の抜粋をまとめた成果報告書を作成して、製本した(337ページ)。また、シンポジウムの内容をまとめたものを作成する。 ②事後評価の取りまとめの準備:領域の事後評価の準備をして、ヒヤリングを受けた。 ③シンポジウムの開催:本新学術領域研究において新たに得られた成果を広く社会に公表することを目的として、本領域の研究者が企画したシンポジウム「構造分子生物学・生化学の進展」(オーガナイザー:箱嶋敏雄・奈良先端大教授,前仲勝実・北大教授)をBMB2015(12月3日神戸ポートピアホテル)で開催して,今後の構造細胞生物学の展開について活発な議論がなされた。
|
Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
|