2012 Fiscal Year Annual Research Report
Innovative Materials Engineering Based on Biological Diversity
Project Area | Innovative Materials Engineering Based on Biological Diversity |
Project/Area Number |
24120001
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
下村 政嗣 東北大学, 原子分子材料科学高等研究機構, 教授 (10136525)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野村 周平 独立行政法人国立科学博物館, 動物研究部, 研究主幹 (80228361)
大園 拓哉 独立行政法人産業技術総合研究所, ナノシステム研究部門, グループ長 (40344030)
針山 孝彦 浜松医科大学, 医学部, 教授 (30165039)
細田 奈麻絵 独立行政法人物質・材料研究機構, ハイブリッド材料ユニット, グループリーダー (50280954)
森 直樹 京都大学, (連合)農学研究科(研究院), 准教授 (30293913)
劉 浩 千葉大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (40303698)
石田 秀輝 東北大学, 環境科学研究科, 教授 (10396468)
居城 邦治 北海道大学, 電子科学研究所, 教授 (90221762)
穂積 篤 独立行政法人産業技術総合研究所, サステナブルマテリアル研究部門, グループ長 (40357950)
齋藤 正男 東北大学, 多元物質科学研究所, 教授 (70302239)
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Project Period (FY) |
2012-06-28 – 2017-03-31
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Keywords | 生物多様性 / ナノテクノロジー / 博物館 / 国際標準化 / データベース |
Outline of Annual Research Achievements |
本領域は、異分野連携によって、「生物多様性」に学び「人間の叡智」を組み合わせた新しい学術領域としての「生物規範工学」を体系化し、「バイオミメティクス・データベース」を構築するとともに、生物学と工学に通じた人材を育成する。初年度は以下の成果を達成した。 (1)班間連携促進と若手支援:班間における異分野融合を効果的に推進するために、A01班とB01-2班の魚類サンプル収集のためのフィールドワークや、B01-3班とB01-4の共同研究課題を実施するクロスボーダー・ポスドクの選考、などを支援した。 (2)次世代育成と教科書編集:博物館機能を利用した情報発信機能を有効に利用して、北海道大学総合博物館において「バイオミメティクス市民セミナー」の定期開催と「自然に学ぶネイチャー・テクノロジーとライフスタイル展」を恊催し、日本科学未来館において 「生物模倣技術がもたらす技術革新と博物館の役割」の講演会を開催した。産業技術総合研究所ナノテクノロジー戦略室が発行するPEN News Letterに「生物規範工学」を連載し教科書編成の準備を行った。 (3)国際標準化:高分子学会バイオミメティクス研究会に設置されたバイオミメティクス国際標準化国内審議委員会と連携し、ベルリンで開催されたBiomimetics ISO TC266に出席するとともに、A01班、C01班ならびに総括班産学連携Gからなる作業Gを組織し、多様なデータベースを知識基盤として活用化するための国際標準化提案を行った。 (4)産学連携促進と国際会議開催:日本化学会第93春季年会においてアドバンスト・テクノロジー・プログラム「自己組織化技術、融合マテリアルが支えるバイオミメティクス研究の最前線」を企画開催。高分子学会バイオミメティクス研究会を共催するとともに、国際シンポジウムを共同開催した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
領域採択時に指摘された国際標準化とサイエンスコミュニケーションに関して、総括班が積極的にその具体的課題を提示することが出来た。また本領域は、自然史学とナノテクノロジーの融合を図る画期的な挑戦であり、学術面においては異分野データベースの相互利用、人材育成面では適切な教科書が必要である。24年度において、異分野連携プラットフォームとしてのデータベースの統合化戦略、教科書編成の準備が整った。
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Strategy for Future Research Activity |
(1)班間、班内における異分野融合を効果的に推進するために、総括班評価Gの意見などを参考にして各班の研究課題ステアリングに助言関与する。とりわけクロスボーダー・ポスドクなど若手研究者の連携研究課題の支援を行う。 (2)博物館や研究機関が有する生物資源を効率的にプラットフォーム化するため、関連の学協会との連携を図りながら、データベースの統合化に向けた博物館・研究機関ネットワーク形成を継続して行う。 (3)総括班内に設置した産官学連携委員会を強化し、とりわけ、バイオミメティクス国際標準化の国内審議・認証機関である高分子学会や関連の学協会、産業界との密な連携のもとに、バイオミメティクス知的基盤構築の標準化提案の実現に向けた活動を行なう。 (4)公募班のスタートアップと計画班との連携を深めるために、国際会議および全体会議を開催する。
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Remarks |
http://biomimetics.es.hokudai.ac.jp/
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Research Products
(24 results)
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[Presentation] 自然に学ぶ経済2012
Author(s)
下村政嗣
Organizer
第2回「自然に学ぶ経済」研究会
Place of Presentation
コラボしが21
Year and Date
2012-07-24 – 2012-07-24
Invited
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