2016 Fiscal Year Annual Research Report
Multidisciplinary research on autophagy: from molecular mechanisms to disease states
Project Area | Multidisciplinary research on autophagy: from molecular mechanisms to disease states |
Project/Area Number |
25111001
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
水島 昇 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (10353434)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
斉木 臣二 順天堂大学, 医学部, 准教授 (00339996)
野田 展生 公益財団法人微生物化学研究会, 微生物化学研究所, 主席研究員 (40396297)
吉森 保 大阪大学, 生命機能研究科, 教授 (60191649)
小松 雅明 新潟大学, 医歯学系, 教授 (90356254)
中戸川 仁 東京工業大学, 生命理工学院, 准教授 (90414010)
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Project Period (FY) |
2013-06-28 – 2018-03-31
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Keywords | オートファジー / 細胞内分解 / リソソーム |
Outline of Annual Research Achievements |
新学術領域研究「オートファジーの集学的研究:分子基盤から疾患まで」は、本年度は本総括班、6件の計画研究、今年からスタートした23件の公募研究(A01で9件、A02で14件)、国際活動支援班からなる構成となった。本総括班では、昨年に引き続き、オートファジーに関する研究の推進と、領域に関連する情報の収集・発信・交換等を行い、班会議開催、HPを通じて領域内の交流の活発化を図った。また、新規公募班員を含めた班員名簿を作成した。 領域のホームページでは、これまでどおり領域内のニュースや求人情報などを発信した。Webベースのオートファジーフォーラムでは班員の論文等が発表され(平成29年3月31日時点で85報)、領域内の活発な情報交換に寄与した。また、創薬等支援技術基盤プラットフォーム情報拠点のオートファジーデータベースと連携し、データベースの充実化に貢献した。総括班で管理している本領域の共有設備である顕微鏡システムは計画班員、公募班員によって使用されている。 第4回班会議は平成28年11月13~15日に新潟県越後湯沢で行った。13日午後は若手の会とし、14日~15日は第10回オートファジー研究会と兼ねて開催した。オープン形式であるので、企業からも3社の参加があった。参加者は210名と過去最高で、口頭発表42件、ポスター発表80件、若手の会発表22名となり、日本のオートファジー研究の活性化に大きく貢献した考えられる。11月15日には総括班会議を開催し、本年度事業の報告と来年度以降の計画を協議した。さらに、第68回日本細胞生物学会大会(平成28年6月17日、京都)、第89回日本生化学会大会(2016年9月27日、仙台)ではそれぞれ共催シンポジウムを開催した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
班会議・オートファジー研究会開催、若手の会開催、総括班会議開催、学会等との共催シンポジウム開催は予定通り遂行した。ホームページについても、オートファジーフォーラムの継続、オートファジーデータベースとの連携などを継続して行った。総括班設備である顕微鏡共有による研究支援も班員に利用されている。その他の領域内共同研究も活発に行われている。以上のことから、総括班の活動は順調に遂行されていると判断される。
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Strategy for Future Research Activity |
本総括班では、総括班会議を開催し計画研究の企画、調整、評価を行う。また、第5回班会議を開催し、オートファジー研究領域の研究者間の情報交換、研究資材の相互活用などの協力体制の構築などを行う。平成29年度は、11月17~18日に東京都文京区順天堂大学で行う予定である。分野の拡大を目指すため、班会議には班員の研究室からの若手の参加を呼びかける。さらに平成29年度は最終年度にあたり、5月29日~6月1日に奈良県奈良市で開催される第8回オートファジーに関する国際シンポジウムを(ISA)を後援することとしている。300人の参加者を見込んでおり、その半数以上は外国人となる予定である。 領域の研究支援としては、高感度リアルタイム共焦点レーザー顕微鏡、デコンボルーション顕微鏡の共同利用運用を引き続き行い、積極的使用を班員へ呼びかける。ホームページ上での領域内の情報の交換を推進するとともに、オートファジーフォーラムで班内外の論文の紹介と討論を行う。
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Research Products
(47 results)