2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project Area | Probing the Dark Energy through an Extremely Wide & Deep Survey with Subaru Telescope |
Project/Area Number |
18072003
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
唐牛 宏 東京大学, カブリ数物連携宇宙研究機構, 特任教授 (30221196)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮崎 聡 国立天文台, 先端技術センター, 准教授 (20290885)
小宮山 裕 国立天文台, ハワイ観測所, 助教 (20370108)
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Keywords | ダークエネルギー / ダークマター / 重力レンズ / すばる望遠鏡 / 観測的宇宙論 |
Research Abstract |
本計画研究ではAO2と分担協力してすばる望遠鏡主焦点に搭載する超広視野カメラHyper Suprime-Cam(HSC)の製造開発研究を行っており、平成23年度は以下のような進捗があった。116個の光センサー(完全空乏型CCD)及び読み出しエレクトロニクスの真空冷却デュワーへの封入を予定通り完了し、実験室におけるテストの結果所期の性能が達成されていることが確認された。また補正光学系を構成するレンズ群及び、望遠鏡との機械的インターフェースを担う主焦点ユニットの製作が完了したことを受けて、これらカメラ・レンズ・主焦点ユニットの組み合わせ試験を平成23年7月に国内にて行い、必要な修正を施した後に各部をハワイ観測所に向けて輸送した。平成24年度よりすばる望遠鏡において最終の組み立て、調整と試験を続けた結果、8月にエンジニアリング・ファーストライト、また平成25年1月には全116CCDによるファーストライトに成功した。この間、国内における東日本大震災の影響による実験施設の使用停止や、ハワイ観測所設備不備による度重なるコミッショニングの延期などにより工程に遅れが生じ科研費の繰越を余儀なくされたが、すでに観測所による「HSC戦略枠」の公募も行われまもなく科学観測が開始される見通しとなっている。またこれら装置開発と並行して、膨大な観測データを効率よく処理するためのデータ解析システムの開発も、現行の主焦点カメラデータ解析をさらに効率化させた新システムを構築することによって達成されている。なお、エンジニアリング・ファーストライト成功のニュースは新聞各紙によって広く紹介された。
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