2008 Fiscal Year Self-evaluation Report
Molecular genetic dissection of pollen-pistil interactions, causinga genome barrier in higher plants
Project Area | Genome Barriers in Plant Reproduction |
Project/Area Number |
18075003
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
|
Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
WATANABE Masao Tohoku University, 大学院・生命科学研究科, 教授 (90240522)
|
Project Period (FY) |
2006 – 2010
|
Keywords | 高等植物 / ゲノム障壁 / 自他識別 / 受粉反応 / 進化 / 遺伝子破壊系統 / 情報伝達 |
Research Abstract |
高等植物では、同種の自家花粉・他家花粉の他にも異種など様々な花粉が柱頭上に受粉される。自家不和合性植物では、同種異株の他家花粉で受精する。つまり、その柱頭上では、自己に加えて異種など異なるゲノム構成の花粉を排除する「ゲノム障壁」が存在するが、実体は明らかになっていない。 申請者は同種、異なるS遺伝子型であるが、不和合性反応を示す植物を同定した。これは、同種のものが異種に分化する過程、つまり、現在進行形で「ゲノム障壁」が構築されつつあると考え、この現象を制御する遺伝子を解析する。さらに、申請者は生殖器官特異的遺伝子を網羅的に解析した過程で、花粉と柱頭間の「ゲノム障壁」を誘起する分子の候補を単離した。そこで、本申請では、こうした遺伝子の機能を先の現象と絡め、受粉反応時に「ゲノム障壁」を誘起する遺伝子の実体解明を行うことを目的とする。
|
Research Products
(12 results)