2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project Area | Molecular interaction and modal shift of cellular sensors |
Project/Area Number |
18077010
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Research Institution | National Institute for Physiological Sciences |
Principal Investigator |
鍋倉 淳一 National Institute for Physiological Sciences, 発達生理学研究系, 教授 (50237583)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
富永 真琴 自然科学研究機構(岡崎共通研究施設), 統合バイオセンター, 教授 (90260041)
岡田 泰伸 生理学研究所, 所長 (10025661)
槙島 誠 日本大学, 医学部, 教授 (70346146)
小泉 修一 山梨大学, 大学院・医学工学総合研究部, 教授 (10280752)
冨田 江一 生理学研究所, 行動代謝分子解析センター, 助教 (80314285)
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Keywords | センサー / モーダルシフト / 細胞 / 生存 / 分子メカニズム / 支援 |
Research Abstract |
細胞は、それを取り巻く環境の変化の中で、その環境情報を他のシグナルに変換し、細胞質・核や周囲の細胞に伝達することによって環境変化にダイナミックに対応している。さらに、細胞で得られた感覚情報は生物個体の生存適応に必要不可欠な個体の感覚情報へと統合される。最近、膜蛋白質のみならず細胞質内め種々の蛋白質も細胞外環境を感知するセンサーの働きをしていることが明らかになり、これまで考えられていたよりもはるかに多くの分子が相互連関し、統合的に機能することにより細胞の感覚情報が形成されることがわかってきた。特定領域の計画・公募班員の個々の研究を有機的に推進するとともに、班員間の研究連携を効率的に進めるために、大学共同利用機関法人自然科学研究機構生理学研究所に平成18年度に設置したソーターの維持管理、インセルアナライザーの購入・維持管理、および支援班として共同研究に使用している多光子励起顕微鏡、および班員が同定および研究対象としているセルセンサー分子の遺伝子改変動物作成の支援を行った。 また、班員への支援活動の説明を平成19年8月の班会議の場で、また個々の大型機器の取り扱い、使用デモンストレーション、遺伝子改変動物の作成手順の説明会を平成20年12月の冬の班会議にて行なった。現在、いずれも数件の使用および遺伝子改変動物作成の依頼があり、支援を行っている。実質的な支援班活動は今年度から開始したため、支援班を利用した論文発表はまだないが、以後も継続して各班員への支援班活動を行っていく予定である。
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