2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project Area | Novel States of Matter Induced by Frustration |
Project/Area Number |
19052002
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
廣田 和馬 Osaka University, 大学院・理学研究科, 教授 (90272012)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松浦 直人 大阪大学, 大学院・理学研究科, 助教 (30376652)
大和田 謙二 日本原子力研究開発機構, 量子ビーム応用研究部門, 研究員 (60343935)
野口 祐ニ 東京大学, 先端科学技術研究センター, 准教授 (60293255)
森 茂生 大阪府立大学, 工学研究科, 教授 (20251613)
加藤 岳生 東京大学, 物性研究所, 准教授 (80332956)
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Keywords | リラクサー誘電体 / 中性子散乱 / 放射光X線散乱 / 電子顕微鏡・電子線回折 / 結晶成長 / 有効格子模型 / 本質的不均質性 / フラストレーション |
Research Abstract |
我々はリラクサーの巨大異常誘電応答の起源をフラストレーションに起因する「不均質性」に求め、その特有の現象を記述する枠組みを構築することを目的として、「物質合成と新物質探索」「複数の微視的プローブの相補的利用」「空間的階層性を考慮した理論の構築」を行っている。平成19年度は以下のような研究成果を挙げた。 ・リラクサー的特性を示すBi層状酸化物BaBi4Ti4O15とBaBi2Ta2O9の単結晶を育成した。 ・高温・高酸素分圧電気炉を作成し、欠陥を抑制した高品質リラクサー単結晶の育成した。 ・放射光X線を用いたPb(In1/2Nb1/2)O3(PIN)の化学的秩序度の構造物性研究を行った。 ・高いコヒーレンス性を利用し、放射光X線による局所構造の観測に成功した。 ・電子線回折を高温で行うための加熱ステージを構築した。 ・中性子散乱によりPMN-xPT大型単結晶での横波光学フォノンの詳細に関する知見を得た。 ・原子レベルのランダムネスと分極相互作用を取り入れた有効的格子模型の構築を行った。
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Research Products
(10 results)