2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project Area | Tritium Science and Technology for Fusion Reactor |
Project/Area Number |
19055004
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
上田 良夫 Osaka University, 工学研究科, 教授 (30193816)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大宅 薫 徳島大学, 大学院・ソシオテクノサイエンス研究部, 教授 (10108855)
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Keywords | 核融合炉 / トリチウム / 核融合炉壁材料 / プラズマ壁相互作用 |
Research Abstract |
本調整班の今年度の活動は以下の通りである。4月27日に核融合研にて、ITERにおけるタングステン壁材料選択の課題抽出や日本の対応について議論を行ない、タングステンに関する必要な研究を続けると共に、炭素材の可能性についても最大限に追求していく必要があることを確認した。6月22日~26日にフランスで行なわれたITER夏の学校にて、上田と大宅が、壁表面の混合層形成とそのトリチウム挙動に与える影響、及びPWIシミュレーション研究に関する講演を行なった。本講演の内容は書籍として出版される。8月3~4日に核融合科学研究所にて、物理・炉工学クラスターやNIFS研究会との合同会合を開催し、ITER計画の最近の情報交換を行なうと共に、5月のITPA会合の内容が紹介された。さらに、本特定領域研究で重要な研究課題であるタングステンR&Dの研究、ダストのダイナミクスとトリチウム吸蔵に与える影響、及びエッジプラズマやPWIのシミュレーション研究に関して、情報交換と議論を行なった。12月24日~25日には、核融合研にて、8Hと同様の合同研究会が行なわれ、12月のITPA会合での議論が紹介されると共に、炉内トリチウム挙動やそれと深く関連するPWI研究の現状が紹介され、活発な議論が行なわれた。3月5~6日には、総括班主催の若手会合が行なわれ、その中でA班の研究の現状について情報交換と議論が行なわれ、これまでの研究を総括すると共に今後の研究の方向性についての議論も行なわれた。特に炉内トリチウム蓄積評価に関する会合を来年度の適当な時期に行なうことになった。
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Research Products
(2 results)