2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project Area | Plant regulatory systems that control developmental interactions between meristems and lateral organs |
Project/Area Number |
19060012
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
荒木 崇 京都大学, 生命科学研究科, 教授 (00273433)
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Project Period (FY) |
2007-07-25 – 2013-03-31
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Keywords | 植物 / 発生・分化 / シグナル伝達 / 茎頂メリステム / 成長相転換 / 花成 / 長距離シグナル / 蛋白質 |
Research Abstract |
PHiLOVタグが従来のiLOVタグよりも蛍光が強く、融合タンパク質が花成促進能を保持していることを確認し、FTタンパク質の輸送や茎頂における動態の解析に利用可能であるという見込みを得た。FTタンパク質の茎頂への移動に重要なアミノ酸残基を同定に関しては、共同研究による論文が受理された。 同定した3種類の変異体FTタンパク質は、いずれも篩部伴細胞から篩管要素への積み込み過程に関わるとされるFTIP1タンパク質とは相互作用することが確認された。篩管を介した輸送後のステップに異常があると考えられた。 茎頂メリステムの細胞内におけるFTタンパク質とbZIP転写因子FDとのタンパク質問相互作用に関わる14-3-3蛋白質については、TSF,TFL1,FDPとの相互作用について確認を終え、単独変異により花成が早まり、過剰発現により花成が遅れるものを1つ見いだした。単独変異により花成が遅れるものは、見いだされていない。機能の冗長性から、多重変異体の解析が必須と考えられる。 FDタンパク質のC1およびC4ドメインのリン酸化に関しては、C4ドメインリン酸化酵素を、FDタンパク質のリン酸化能、茎頂における発現と細胞内局在などにもとづいて候補を数個に絞り込むことができた。機能欠損変異体の表現型などをもとに、実際にリン酸化に関わる分子種を特定できると考えている。 FTタンパク質と相互作用する転写因子のひとつとして、腋芽発生の鍵調節因子であるBRC1/TCP18の解析を進め、BRC1/TCP18がFT,TSFとの相互作用を通して、フロリゲンによる花成に伴う側枝の相転換・伸長促進を調節していることを示した論文を投稿し、受理された。これと関連して、FT,TSFが花成に伴う側枝の伸長促進に関わることを明らかにし、シロイヌナズナにおいてフロリゲンが花成以外の発生過程にも関わることを明確に示した論文を発表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
主要な研究成果をまとめることができ、複数の論文として公表するところまでこぎ着けたため。
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Research Products
(19 results)
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[Journal Article] BRANCHED1 interacts with FLOWERING LOCUS T to repress the floral transition of the axillary men stems in Arabidopsis.2013
Author(s)
Niwa, M, Daimon, Y., Kurotani, K., Higo, A, Pruneda-Paz, J. L., Breton, G, Mitsuda, N., Kay, S. A., Ohme-Takagi, M, Endo, M., Araki, T.
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Journal Title
Plant Cell
Volume: 25(印刷中)
DOI
Peer Reviewed
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[Journal Article] Phloem long-distance delivery of FLOWERING LOCUS T (FT) to the apex.2013
Author(s)
Yoo, S.-C., Chen, C., Rojas, M., Daimon, Y., Ham, B. K, Araki, T., Lucas, W.
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Journal Title
Plant Journal
Volume: 74(印刷中)
DOI
Peer Reviewed
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[Presentation] 原核生物型PEBPファミリータンパク質CORのシロイヌナズナとゼニゴケにおける機能解析2013
Author(s)
森花小百合, 竹本覚, 辻井由香, 有手友嗣, 竹村美保, 酒井友希, 山口礼子, 遠藤求, 石崎公庸, 大和和幸, 河内孝之, 荒木崇
Organizer
日本植物生理学会2013年度年会
Place of Presentation
岡山市・岡山大学津島キャンパス
Year and Date
2013-03-21
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