2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project Area | Comparative Research on Major Regional Powers in Eurasia |
Project/Area Number |
20101005
|
Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
宇山 智彦 Hokkaido University, スラブ研究センター, 教授 (40281852)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
秋田 茂 大阪大学, 大学院・文学研究科, 教授 (10175789)
山室 信一 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (10114703)
川島 真 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 准教授 (90301861)
守川 知子 北海道大学, 大学院・文学研究科, 准教授 (00431297)
池田 嘉郎 新潟国際情報大学, 情報文化学部, 講師 (80449420)
|
Keywords | 比較史 / 東洋史 / 西洋史 |
Research Abstract |
本年度は、2008年11月に本研究の採択通知を受け取って以降、研究の基本態勢を整えることに主眼を置いた。まず同年12月21日に東京大学駒場で、研究分担者・連携研究者のほぼ全員の参加のもと、第1回会合を開いた。各人がそれぞれの観点から比較帝国史に関する問題提起・論点整理を行い、今後の研究の内容・方向性について討論した。比較の論点として何が有効であるかについて、統治原理、認識論、社会変容の3つの面にわたり、さまざまなアイデアを出し合うことができた。 2009年3月4日の新学術領域研究全体集会(於・北海道大学)に参加するとともに、その直前の同月3-4日に第5班・第6班との合同研究会を開いた。この研究会における当班の企画としては、「秋田茂著『イギリス帝国と東アジア国際秩序』を読む」と題して合評会(評者 : 宇山智彦、左近幸村)を開き、帝国史研究をリードする分野であるイギリス帝国史研究と他の帝国の研究の接点、経済史・行政史的な帝国史研究と帝国主義論、ポストコロニアル論との関係などを議論した。 First East Asian Conference for Slavic Eurasian Studies(於・北海道大学、2009年2月5-6日)での帝国史関連セッションの組織に協力したほか、宇山がインドの、川島がシンガポール等の学会に参加し、研究の暫定的成果の発表と、海外の関連研究者との交流に努めた。 また、比較帝国史と世界システム論に関する専門書を中心に、幅広い資料収集を開始したほか、パソコンなど研究に必要な備品を整備した。
|
Research Products
(24 results)