2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project Area | Founding a creative society via collaboration among humans and robots |
Project/Area Number |
21118008
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Research Institution | Advanced Telecommunications Research Institute International |
Principal Investigator |
宮下 敬宏 株式会社国際電気通信基礎技術研究所, 知能ロボティクス研究所, 研究員 (50332771)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
神田 崇行 株式会社国際電気通信基礎技術研究所, 知能ロボティクス研究所, 研究員 (90374107)
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Project Period (FY) |
2009-07-23 – 2014-03-31
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Keywords | 学び合い / 会話パターン / 対話履歴構造化 |
Research Abstract |
本研究は,会話の中でロボットが学びを誘発し,その一方でロボット自身も学ぶメカニズムを解明することを目的としている.昨年度から,近隣の小学校の理科教室にロボットを導入し,フィールドでの実証実験を開始した.領域内の他のプロジェクトとも連動して,人の位置情報や音声情報をとるためのセンサネットワークも合わせて導入し,それと連動してロボットが動作するような準備を進めた.5年生の授業の後に子供たちが理科についての質問などをロボットに自由にできるように導入した実験について,その効果や具体的なインタラクションの内容について分析を進め,ロボットへの質問が子供たちが理科への好奇心を持つことにつながったことを見出した.この結果は現在,学術誌に投稿中である.また,その結果を踏まえて,ロボットに質問することがどのような意味を持つのか,ロボットと人間の比較実験を行い,先生役の人間よりもロボットへの方が質問しやすいことを見出した.この結果は,人とロボットとの相互作用に関する最難関国際会議Human-Robot Interactionに採録された.プロジェクトを通じて,学校などでの学びの場で,ロボットが果たしうる役割について,少しずつ解明することができた.ロボットは人間らしさを持ちながらも,人間とは違う存在感を持つことで,自ら考える必要性がでる,必要なときには質問しやすい,といった,学習者のより自主的な学びを引き起こす可能性を持つことが分かってきたと言える.
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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