2014 Fiscal Year Annual Research Report
ライブイメージングによる血管-神経ワイヤリングの誘導・維持機構の解明
Project Area | Vasculo-neural wiring and their interdependent crosstalk |
Project/Area Number |
22122003
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Research Institution | National Cardiovascular Center Research Institute |
Principal Investigator |
望月 直樹 独立行政法人国立循環器病研究センター, 研究所, 部長 (30311426)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中嶋 洋行 独立行政法人国立循環器病研究センター, 研究所, 研究員 (10467657)
福井 一 独立行政法人国立循環器病研究センター, 研究所, 研究員 (80551506)
高野 晴子 独立行政法人国立循環器病研究センター, 研究所, 研究員 (40532891)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | イメージング / 交感神経 / 脂肪 / 伴走 / ゼブラフィッシュ |
Outline of Annual Research Achievements |
脂肪組織は、血管とともに神経支配をうけている。ゼブラフィッシュの腹部の白色脂肪形成時における血管と交感神経系の走行をライブイメージングで観察するとともに、交感神経の活性化と脂肪細胞の活性をプロテインキナーゼA(PKA)の活性化を指標に検討した。ゼブラフィッシュの生後3週目に白色脂肪が形成される時に脂肪・交感神経・血管と同時観察した。交感神経可視化のためにdbhプロモーター下流でGal4VP16の融合蛋白質を発現するトランスジェニックフィッシュTg(dbh:gal4FF)を作製した。これとTg(UAS:GFP)を交配して交感神経を可視化するフィッシュを作製した。血管観察にはTg(Flk1:mCherry)を用いた。脂肪は、Bodipy558/568を用いることにより、蛍光の波長の異なる3つの組織を可視化することができた。 交感神経が脂肪に投射する経路を詳細に観察したところ脂肪細胞の集団塊に投射する以前に血管との伴走を認めた。脂肪塊の内部では交感神経と毛細血管の伴走は明らかではなく一部伴走が見られる部位がある程度であった。 交感神経の活性化の可視化のためにTg(dbh:Gal4FF):(UAS:GCaMP7)によってCa2+の増減とPKAの活性化の機能的相関をみるべくPKAの活性かプローブを発現する個体の作製を試みた。このためにTgBAC(fabp11a:Gal4FF)(UAS:PKA probe) を作製した。GCaMP7 とPKA probeの蛍光波長の重なりを排除するために Tg(UAS:RCaMP1.07) を樹立して、交感神経活性を赤色蛍光で可視化できるようにした。今後は、本Tg ゼブラフィッシュを用いて交感神経活性と脂肪分解の機能的可視化を行う予定である。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Journal Article] Beta-catenin-dependent transcription is central to BMP-mediatedformation of venous vessels.2015
Author(s)
Kashiwada T, Fukuhara S, Terai K, Tanaka T, Wakayama Y, Ando K, Nakajima H, Fukui H, Yuge S, Saito Y, Gemma A, Mochizuki N
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Journal Title
DEvelopment
Volume: 142
Pages: 497-509
DOI
Peer Reviewed / Acknowledgement Compliant
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