2015 Fiscal Year Annual Research Report
Project Area | Advanced Molecular Transformations by Organocatalysts |
Project/Area Number |
23105008
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
川端 猛夫 京都大学, 化学研究所, 教授 (50214680)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 有機触媒 / 10-Deacetylbaccatin III / C2-対称 / 1,5-ジオール / 分子認識 / 協同作用 |
Outline of Annual Research Achievements |
有機合成化学は官能基変換の化学を基軸に発展してきた。本研究ではこれまで培ってきた官能基変換の化学を基盤とし、糖類などの多官能基性化合物を官能基の集合体として捉え、その位置選択的官能基化をテーマに『分子の全体構造を見据えた分子変換の化学』への展開を目的としている。 我々はこれまで糖類の位置選択的アシル化を行ってきた。昨年度は分子間の識別へと展開すべく、糖特異的アシル化触媒の開発を行い、グルコース特異的アシル化法を開発した。このような分子の全体構造の識別は、通常困難な遠隔位不斉誘導を可能にする。この考えに基づき、昨年度はさらに、σ-対称1,7-ジオールの遠隔位不斉誘導に基づく高選択的不斉非対称化法を開発した。 本年度は抗癌剤タキソールの合成前駆体である10-Deacetylbaccatin III の位置選択的アシル化を行った。また、C2-対称有機触媒を用いる 1,5-ジオール特異的なアシル化の機構を実験的かつ理論計算により検証し、有機触媒の2つの分子認識側鎖が基質認識に協同的に作用する機構を提案した。また、これらの2つの分子認識側鎖を持つC2-対称有機触媒の簡便なライブラリー構築法を開発した。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(53 results)
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[Presentation] Protecting-group-free β-selective glycosydation2015
Author(s)
Hironori Takeuchi, Yusuke Fujimori, Yoshihiro Ueda, Tomoyuki Yoshimura, Takumi Furuta, Takeo Kawabata
Organizer
The 13th International Kyoto Conference on New Aspects of Organic Chemistry
Place of Presentation
Rihga Royal Hotel Kyoto(京都府・京都市)
Year and Date
2015-11-10 – 2015-11-10
Int'l Joint Research
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