2016 Fiscal Year Annual Research Report
Politics and religion in Babylonia and Assyria
Project Area | Ancient West Asian Civilization as the foundation of all modern civilizations: A counter to the 'Clash of Civilizations' theory. |
Project/Area Number |
24101009
|
Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
柴田 大輔 筑波大学, 人文社会系, 准教授 (40553293)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
河合 望 金沢大学, 新学術創成研究機構, 准教授 (00460056)
中町 信孝 甲南大学, 文学部, 教授 (70465384)
津本 英利 (財)古代オリエント博物館, 研究部, 研究員 (40553045)
長谷川 修一 立教大学, 文学部, 准教授 (70624609)
|
Project Period (FY) |
2012-06-28 – 2017-03-31
|
Keywords | 政教問題 / 西アジア史 / メソポタミア / エジプト / イスラーム / キリスト教 / ユダヤ教 / ライシテ |
Outline of Annual Research Achievements |
括弧付けでの「政治」と「宗教」という課題に取り組む本計画研究は、古代西アジア世界に重点を置きつつも、先史時代から現代まで見据えたマクロな西アジア史を射程に入れて研究を推進してきた。後者の研究の主たる成果は各時代地域の専門家が共同執筆する研究書として公刊する。 昨年度にこれまでの成果を総括することによって研究全体の構成を整理し、研究書作成に至る最終的な道筋を決定した。それら成果を踏まえ、最終年度に当たる本年度は、最終報告の準備に置いた。まず、2016年7月10日に、筑波大学東京キャンパスにおいて研究集会「西アジアにおける政教問題の系譜」を開催し、執筆者が各分担の「草稿」を口頭発表した。発表者と題目は次の通り:柴田大輔「古代西アジア世界における「一神教団」成立の背景」、高井啓介・渡井葉子「捕囚期におけるバビロニアのユダ共同体と一神教」、青木健「古代末期の一神教団」、亀谷学「中世初期のイスラーム政権」、中町信孝「中世後期における政教関係とウラマーの知」、嶋田英晴「中世イスラーム支配下のユダヤ社会の変容」、上野雅由樹「オスマン帝国における「宗教」の領域化」、鈴木恵美「近現代アラブ地域における政治と宗教:エジプトを事例に」、伊達聖伸「「宗教的なもの」をとらえ返す近現代フランスと「西アジア」に対する眼差し」。研究集会ではこれら口頭発表に対して、他の担当者、そしてゲストがコメントを行い、各項目内容のブラッシュアップを図った。この研究集会によって得られた成果をもとにして、2017年3月に各担当者による原稿を集めた。本研究班による成果報告として、この原稿を次年度に論文集として公刊する。 このようなマクロな研究と並行して古代西アジアの政教問題に関する個別研究にも取り組んだ。主な成果は複数の英文・和文論文にまとめて公刊した。
|
Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(28 results)