2018 Fiscal Year Annual Research Report
Dysregulated cell death-associated human disorders
Project Area | Homeostatic Regulation by Various Types of Cell Death |
Project/Area Number |
26110008
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
安友 康二 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 教授 (30333511)
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Project Period (FY) |
2014-07-10 – 2019-03-31
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Keywords | 遺伝性疾患 / パイロプトーシス / ネクロプトーシス / 細胞死 / 慢性炎症 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では細胞死がその病態に関わる家族性疾患をモデルとして、その遺伝子変異がどのような分子基盤で細胞死誘導に依存した生体応答を惹起しているかについて解明することを目的とした。以下の研究を平成30年度に実施した。 (1)家族性寒冷蕁麻疹の新しい原因遺伝子としてNLRC4を同定した。変異NLRC4を過剰発現するトランスジェニックマウスでは関節炎や皮膚炎が観察され、IL-1bあるいはIL-18のいずれかの欠損によって炎症は顕著に改善することが明らかになった。IL-18がどのような細胞に作用して炎症を引き起こしているかについての検討を進め、IL-18受容体発現細胞としてT細胞のサブポピュレーションを同定した。 (2)NLRC4の活性を制御することが出来る分子経路を見いだすために、各種阻害剤を用いてNLRC4の活性を制御することが出来る阻害剤を検索した。その結果、3種類の阻害剤でNLRC4の活性を上昇させることができた。阻害剤の作用点を同定することにも成功した。 (3)肝細胞死モデルを用いてNLRC4の役割について領域内の共同研究をすすめた。NLRC4を欠損するマウスにおいては、肝細胞死モデルマウスではその病態を軽減させることを見出した。その結果、肝臓の線維化を抑制する可能性が考えられた。どの細胞がNLRC4を発現しておりその病態に関与するかについては現在検証を進めている段階である。 それ以外の遺伝性疾患についても動物モデルを樹立して、その発症機構についての検証を行った。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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