2002 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
00F00001
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
藤井 教公 北海道大学, 大学院・文学研究科, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
LASZLO Hanko 北海道大学, 大学院・文学研究科, 外国人特別研究員
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Keywords | 鑑真 / 四分律 / 律宗 / 大乗戒 / 梵網経 / 大乗授戒経 / 唐大和上東征伝 |
Research Abstract |
平成十四年四月より同年九月末までの研究実績は以下の通りである。 まず、『大乗授戒経』のドイツ語訳注を完成した。これはテキストの翻訳だけでなく、『四分僧戒本』における具足戒と『梵網経』や『大乗授戒経』における大乗戒の比較分析を行い、その結果を注部分において示したものである。 次に、研究の取りまとめとして日本仏教における戒律の展開を解説する論文を執筆した。その内容は、律宗の衰退と天台宗の興隆の理由、平安末期までにおける律宗の変遷、平安末期の戒律復興運動、鎌倉時代から江戸時代までの変遷などである。この成果は最終的に邦題『日本の律宗の起源とその教義と実習の変遷』(原文ドイツ語)と題する428頁の著作となってドイツで出版された。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] ハンコ ラスロ: "仏教の戒律における二、三の問題"印度哲学仏教学. 第17号. 228-239 (2002)
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[Publications] 藤井教公: "止観の系譜-天台智〓を中心に"阿部慈園博士追悼論集『仏教の修行法』(春秋社). 197-210 (2003)
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[Publications] 藤井教公: "中国隋唐仏教における衆生観-天台・三論を中心に"印度学仏教学研究. 51巻第2号. 1-7 (2003)
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[Publications] Laszlo Hanko: "Der Ursprung der japanischen Vinaya -Schule Risshu 律宗 und die Entwicklung thier Lehre und Praxis"Cuvillier Verlag, Gottingen. 435 (2003)