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2002 Fiscal Year Annual Research Report

アングロ=ノルマン王国の統合と貴族社会の動向

Research Project

Project/Area Number 00J02776
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

中村 敦子  京都大学, 文学研究科, 特別研究員(PD)

Keywordsヨーロッパ / 貴族 / 中世 / アングロ=ノルマン / 政治史 / 史料 / イギリス / フランス
Research Abstract

日本学術振興会特別研究員最終年度にあたる今年度は、前半にこれまで収集解読してきた資料を利用し、また、総括としてこの3年間に行った研究を論文としてまとめ発表する作業を中心に行った。
まず、研究課題として設定したアングロ=ノルマン貴族家系の行動指針とアングロ=ノルマン王国の構造を関連づけた研究については、ルマル家を対象とした論考を、京都大学人文科学研究所の論文集用に提出しており、現在編集作業中である。また、補足研究として、アングロ=ノルマン王国の研究史をまとめ、その問題点を考察する作業を行っている。
また、この中心課題と密接に関連した研究対象である中世ヨーロッパの証書資料に関する研究は、アングロ=ノルマン王国の草創期であるウィリアム征服王時代証書における偽文書についての論考を西欧中世史研究会論文集に発表しており、現在編集中となっている。さらに、アングロ=ノルマン俗人貴族と証書との関係について研究した成果は、2002年7月にリーズ大学(イングランド)で行われた国際中世学会において発表された。さらに学会発表のために渡英する際、科学研究費補助金を利用し、イギリスとフランスで資料収集作業を行うことができた。この成果は、2002年12月、熊本大学教育学部紀要に英語論文として掲載された。その後、12世紀末に書かれたバトル修道院年代記を対象に具体的に証書史料がどのように利用されているかを研究した成果は、「史林」誌に掲載予定である。

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Published: 2004-03-26   Modified: 2016-04-21  

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