1991 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
01450027
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
小林 良二 東京都立大学, 人文学部, 助教授 (10137010)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤村 正之 武蔵大学, 人文学部, 助教授 (00190067)
江上 渉 東京都立大学, 人文学部, 助手 (50213533)
山口 春子 東京都立大学, 人文学部, 助手 (30166623)
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Keywords | 施設サ-ビス / 訪問看護サ-ビス / ホ-ムヘルプ / デイセンタ- / ボランティア活動 / コ-ディネ-タ- / 在宅保健福祉サ-ビス |
Research Abstract |
平成3年度は,(1)施設サ-ビス,(2)訪問看護サ-ビス,(3)ホ-ムヘルプサ-ビス,(4)デイセンタ-サ-ビス,(5)ボランティア活動の5つの分野における調査を行った。このうち(1)の施設サ-ビスに関しては,岐阜県池田町のS特別養護老人ホ-ムにおいて,入居者の移動補助具に関する調査及び,職員の介護動作に関する研究を行った。(2)に関しては,前年度に引き続き、訪問看護サ-ビスと市の他のサ-ビスに関する行政資料の収集,解析を行った。(3)に関しても前年度にひきつづき,調布市ゆうあい福祉公社のサ-ビス提供状況と市ホ-ムヘルプサ-ビスとの関連に関する研究を行った.(4)に関しては、東京都下の幾つかのデイサ-ビスセンタ-におけるサ-ビス利用者の基本調査を行ない、資料を収集した.(5)は新しく開始した項目であり、東京都武蔵野市ボランティアセンタ-武蔵野における活動紹介事例の検討を行なった。これらの研究を通して明らかになったことは、在宅保健福祉サ-ビスの組織化を考えるばあい、十分な公的サ-ビス資源の整備が行なわれないと、保健婦や看護婦、ソ-シャルワ-カ-、コ-ディネ-タ-などによる調整がうまくゆかず、これらの専門職の専門性が発揮できないこと、資源の面では、公的サ-ビスが対応すべき部分を、住民参加型のホ-ムヘルプやボランティア活動が担うことになり、特に介護サ-ビス面での負担が増大して、公私の役割関係に対する疑問が投げかけられるようになること、施設のベッド数が少ない段階では、大量の在宅要援護者が十分な援助を受けられないまま、在宅で放置される可能性があり、諸サ-ビスのシステム化が必要であることが明らかになった。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] 小林 良二: "ボランティアと公私関係ー活動紹介事例の分析ー" 日本地域福祉学会『日本の地域福祉』. 5. (1992)
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[Publications] 小林 良二: "特別養護老人ホ-ムにおける移動補助具と日常生活行動" 東京都立大学『人文学報』. 233. 81-82 (1992)
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[Publications] 江上 渉: "住民参加型在宅福祉サ-ビス提供活動への参加動機分析" 東京都立大学都市研究センタ-『総合都市研究』. 42. 97-108 (1991)
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[Publications] 藤村 正之: "互酬的関係性の形成とその内実" 東京都立大学都市研究センタ-『総合都市研究』. 42. 83-96 (1991)
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[Publications] 小林 良二: "「地域福祉サ-ビスの調整組織」 阿部志郎編『コミュニティ・ケアの展開』" 海声社, (1992)