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1989 Fiscal Year Annual Research Report

法の解明に際しての隣接諸科学の成果の批判的受容

Research Project

Project/Area Number 01520004
Research InstitutionTakaoka University of Law

Principal Investigator

柳沢 謙次  高岡法科大学, 法学部, 助教授 (40174544)

Keywords法価値 / 社会ダ-ウィニズム / 倫理 / 進化と価値
Research Abstract

1.本研究は「法の解明に際しての隣接諸科学の成果の批判的受容」をテ-マに、諸社会科学及び自然科学からの、法現象なかんずく法価値現象の解明に益すると思われる言及を知り、それの批判的受容を試みるものである。
2.平成元年度の予定は、自然科学--特に大脳生理学・発達心理学等--の、価値に関する言及を調べ、その言及を為す根拠の批判を行うものであった。このため、R.スペリ-等の大脳生理学者の、J.ピアジェ等の発達心理学者の、発生生物学者C.H.ウォデイントンの諸論考を中心に考察した。
3.この研究で得られた新たな知見は、第一に、純粋な自然科学の分野とりわけ生理学、実験心理学、発生生物学等から、価値および価値現象の科学的言述を可能とする努力が実を結びつつあり、部分的に自然科学者(特に大脳生理学者)の間でもその可能性が合意されつつあると言うことである。第二に、進化論に着想を得た社会ダ-ウィニズムが否定されたその後で、ヒトという生物於いては、進化と価値を必要とするヒト体制との間になお何らかの関係が有るのではないか、そこに価値の基盤が認められるのではないか、との考えが有力になってきていることの確認である。
4.最後に、本年度の研究を更に深め、予定に従い引き続き平成二、三年度に、生態学的な法(価値)現象、言語学の解明する選好された言語構造で語られ得られるであろう内含された価値の現われを研究していきたい。

Research Products

(1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 柳沢謙次: "価値現象の捉え方-進化論から考える-" 高岡法学. 1. (1990)

URL: 

Published: 1993-03-25   Modified: 2016-04-21  

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