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1989 Fiscal Year Annual Research Report

細胞融合によって得られたマメ科根粒菌の生理化学的及び根粒の細胞組織学的研究

Research Project

Project/Area Number 01560292
Research InstitutionUniversity of Miyazaki

Principal Investigator

池田 一  宮崎大学, 農学部, 教授 (20038194)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 小山田 正幸  宮崎大学, 農学部, 助手 (60112413)
藤井 昇  宮崎大学, 農学部, 助教授 (40040836)
下川 敬之  宮崎大学, 農学部, 教授 (80027185)
Keywordsマメ科根粒菌 / 耐酸性 / 細胞融合 / 寄生特性
Research Abstract

1)アルファルファ根粒菌とヤハズソウ根粒菌の融合菌は培地のpH(4.5〜7.5)にほとんど関係なく増殖する特性を示した。
2)融合菌の形態はヤハズソウ根粒菌のそれとほぼ同じで、大きさは長径0.9〜1.0μ、短径0.3〜0.4μであった。
3)融合菌はアルファルファの根に根粒を形成した。この根粒の形態はアルファルファ根粒菌によって形成される根粒のそれに類似していた。
4)融合菌の根粒から採取した菌株をYM寒天培地(pH6.5)で3〜4回継代培養し、これを再びアルファルファに接種したところ、根粒の形成は認められなかった。
5)融合菌のアルファルファへの寄生性を拡大する目的で、融合菌とアルファルファ根粒菌との戻し融合を試みた。得られた融合菌は低pH培地(pH4.5)で増殖することを確認したが、アルファルファに対する寄生性については現在検討中である。
6)アルファルファ根粒菌とヒメドハギ根粒菌及びミヤコグサ根粒菌との融合では、いずれの組み合わせにおいても融合菌を作出することはできなかった。
7)昭和62・63年度の実験で、根粒菌が寄主植物の細胞に侵入する際にエチレンを発生することが認められた。この現象をさらに詳細に検討するために、アルファルファの根由来カルスを用いて、アルファルファ根粒菌接種後のエチレン発生量を経時的に測定した。その結果、エチレンの発生はカルス自体にも認められることが明らかになり、根粒菌の侵入によるエチレンの発生を識別するには技術上問題があることが指摘された。

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Published: 1993-03-26   Modified: 2016-04-21  

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