1989 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
01570984
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Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
尾崎 吏恵子 東海大学, 医学部・眼科, 講師 (90135187)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
武長 実 東海大学, 医学部・眼科, 助手 (50216925)
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Keywords | ウシ水晶体上皮細胞 / マウス(BALB / c) / 骨髄腫細胞(SP2 / O-Ag14) / Polyethyene-glycole / 水晶体細胞膜モノクロ-ナル抗体 / 免疫顕微鏡 / tetramethyl pentadecan / ヒト |
Research Abstract |
ウシ水晶体上皮細胞をcollagenase IVを用いて単離抗原としマウス(BALB/c)を免疫した。免疫された脾リンパ球とマウス(BALB/c)骨髄腫細胞(SP2/O-Ag14)とをpolyethylen glycole(Sigma)を用いて融合させ雑種細胞を調製した。限界希釈法によりクロ-ニングしてマウス抗ウシ水晶体上皮および繊維細胞(水晶体細胞)膜モノクロ-ナル抗体(MA)を調製した。その免疫学的な特異性をウシ、ヒシ,イヌ角膜、虹彩、毛様体、網膜、脈絡膜、強膜の凍結氷薄切片に対して、西洋ワサビpetoxidaseあるいはfluorescien isothiocyanate結合ウサギ抗マウス免疫グロブリン(DAKO)を標識として光学(蛍光)顕微鏡で精査した。陽性対照としてマウス抗ブタ水晶体ビメンチンMA(DAKO)、陰性対照として雑種細胞の培養液を用いた。 結果、光学顕微鏡レベルで水晶体細胞膜のみに特異的に反応し、その他の眼内組織にたいして交差反応しないと考えられるMAが調製された。(21株) 現在、MAの精査と大量のMAを得るべく、マウス(BALB/c)の腹腔にあらかじめ2週間前にtetra methyl pentadecan(0.5ml)を注射し7株のMA産生ハイブリド-マを腹腔注射し、約1カ月後に腹水を採取する方法で、5株のMA産生腫瘍と腹水とを得た。また、免疫ブロッティング法でその内VIIA4はMP34-37であることがわかった。また、in-vivoでイヌの水晶体摘出術後MAを投与し、その凍結切片を免疫顕微鏡精査している。
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Research Products
(2 results)