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1989 Fiscal Year Annual Research Report

短・中距離疾走のスピ-ド低下要因に関するバイオメカニクス的研究

Research Project

Project/Area Number 01580141
Research InstitutionOsaka University of Health and Sport Sciences

Principal Investigator

金子 公宥  大阪体育大学, 体育学部, 教授 (00067232)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 淵本 隆文  大阪体育大学, 体育学部, 講師 (90133537)
伊藤 章  大阪体育大学, 体育学部, 助教授 (80067248)
豊岡 示朗  大阪体育大学, 体育学部, 助教授 (30067243)
Keywords走 / 走速度 / 筋疲労 / 筋電図 / 関節トルク
Research Abstract

短・中距離走(400m、800m)におけるスピ-ド低下要因を探るため、筋電図、関節トルクを含む指標を得てバイオメカニクス的分析を行った。被験者は大学男子陸上部員の400mまたは800mを専門とする選手7名において、スピ-ド低下時(ゴ-ル前20m地点)に次の特徴が見られた。
1.400mではスピ-ドが21%、ストライドが17%、ピッチが5%それぞれ低下、800m走ではそれぞれ19%、13%、8%低下した。
2.1ステップサイクルの腰の水平移動距離と時間の分析から、ストライド低下は離地期の水平移動距離の減少によるものであり、ピッチ低下は接地時間の増加によるものであることが示唆された。
3.スピ-ド低下時点では、大腿部の前方振り上げ高(もも上げ角)における明かな低下、およびキック後における膝の量大屈曲角の増加(膝の後面が開く)が認められた。
4.腰を基点とした爪先の軌跡は、800m走では後方への足振り上げ時に縮小し、400m走では前方振り出し時に縮小する傾向が見られた。
5.足のスイング期における関節トルクおよびパワ-がステップ・サイクル全般半にわたって低下し、そのため仕事が低下した。とくに800m走では股関節の屈筋と伸筋および膝関節の屈筋による仕事に著しい低下が見られた。
6.下肢筋の筋電図積分値には、800m走では顕著な変化が認められなかったが、400m走では外側広筋、大腿直筋、大腿二頭筋に顕著な増加が見られた。

URL: 

Published: 1993-03-25   Modified: 2016-04-21  

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