1989 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
01580290
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Research Institution | Kyoto Bunkyo Junior College |
Principal Investigator |
安本 義正 京都文教短期大学, 児童教育学科, 教授 (10029895)
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Keywords | 宇宙空間 / 衝突現象 / 飛翔体加速装置 |
Research Abstract |
生徒が簡単に使いこなせるような衝突実験装置を製作することを第1の目的とし、構造的にも出来るだけ簡素化した。動力源として用いる圧縮空気は、圧力5kg/cm^2まで出せるベビコンプレッサ-を用いることにした。衝突によるクレ-タ-形成実験の際、衝突角度が変えられるようにした。飛翔体の速度測定法としては、取り扱いが容易である発光ダイオ-ド方式を用いることにした。以上のことをふまえて製作した衝突実験装置の性能実験を行った。 1.取り扱いやすさについては、当初の目標通りで、充分中学生、高校生でも扱えることがわかった。 2.発光ダイオ-ドを用いた飛翔体速度測定器も順調に作動し、速度決定に充分な信号が得られた。 3.プラスチック製の飛翔体を用いて速度の測定を行った結果、当初の目標とした数m/s〜100m/sの値に近い、数m/s〜60m/sが得られた。 4.圧縮空気圧に対する飛翔体速度の値をプロットすると、大きなバラツキはなく、飛翔体速度は圧縮空気圧を変えることによって、容易に変えられることがわかった。 今後は飛翔体の材質を変え、タ-ゲットの材質も変えながら、飛翔体の衝突速度及び衝突角度によって、クレ-タ-の大きさ、形等が、どのように変化するかを調べる予定である。さらに球状のタ-ゲットに飛翔体を衝突させて、衝突速度及び衝突角度によって、どのような付着現象が生じるかを調べることを予定している。
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Research Products
(1 results)