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2002 Fiscal Year Annual Research Report

地域に点在する遺産を環境教育に活かした博物館的地域運営に関する研究

Research Project

Project/Area Number 01J04225
Research InstitutionYokohama National University

Principal Investigator

石川 宏之  横浜国立大学, 大学院・工学研究院, 特別研究員(PD)

Keywords地域振興 / トラスト / 地域運営 / 地域遺産 / 地域住民 / ミュージアム
Research Abstract

1.研究の背景と目的
今日、英国では地域遺産を活かしたまちづくりが盛んである。その中でもトラストによる博物館活動は、地域振興の手法として有効であると思われる。
本研究では、博物館活動の視点から英国における地域遺産を活かした地域振興の方法に関する手がかりを得ることを目的とする。
2.研究方法と調査概要
以上の目的を達成するために研究を進める上で,地域課題への対応、資金、地域住民と行政とのパートナーシップから博物館と地域振興との関係を捉えることにした。
調査対象地は、アイアンブリッジ・ゴージ・ミュージアムとミレニアムプロジェクト(ナショナル・スペース・センターとザ・ラウリー芸術文化センターである。調査手法としては、文献資料等から現状を把握した上で、トラストの職員等に対し聴き取り調査を行なった。尚、アイアンブリッジ・ゴージ・ミュージアムとミレニアムプロジェクトに聴き取り調査は平成14年8月から平成15年2月に実施した。
3.結果
(1)地域課題に応じた地域資源の活用
地域課題に応じて埋もれていた固有の地域資源を活用し,プロジェクトを具現化されていた。いかに人的・物的・歴史的・文化的資産をプロジェクトに結び付けていくかは、実現性の上で重要な鍵である。
(2)行政や地元企業からの資金支援
開館までの人件費を含めた資金調達が重要である。その点についてミレニアムファンドは多額な資金を確保できる手段であった。しかし設立後の運営費を確保し、安定した経営を維持していくには、地元の企業からの援助が必要である。
(3)官民のパートナーシップによる都市の未来像の創造
ナショナル・スペース・センターとザ・ラウリー芸術文化センターは、周辺地区を開発するための触媒的な役割を担っていた。マスタープランにおいて博物館が新たな都市と創造するための核となり、地域一帯におけるイメージの拠所になった。

URL: 

Published: 2004-03-26   Modified: 2016-04-21  

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