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2003 Fiscal Year Annual Research Report

有機アニオン輸送担体の発現調節機構及び遺伝的多型の解析

Research Project

Project/Area Number 01J06392
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

高田 龍平  東京大学, 大学院・薬学系研究科, 特別研究員(DC1)

Keywords有機アニオン / トランスポーター / 発現調節
Research Abstract

小腸上皮細胞、肝実質細胞、腎尿細管上皮細胞などの極性細胞においては、各種トランスポーターはapicalあるいはbasolateral側膜に局在し、輸送基質の経細胞輸送に関与している。遺伝子変異や病態などによる局在の異常は、in vivoにおける輸送機能の消失を引き起こすものであることから、細胞膜への局在機構の解明は重要な研究課題の一つとなる。平成15年度には、これらの細胞に発現するABCトランスポーターの一つ、Breast Cancer Resistance Protein (BCRP/ABCG2)のapical側膜上への選択的ソーティング機構に焦点をあて、種々の検討を行った。極性細胞であるLLC-PK1細胞でhuman BCRPの発現系を作成したところ、生理的な配向性であるapical側膜での発現が見られ、N型糖鎖およびジスルフィド結合の存在が確認された。N型糖鎖・ジスルフィド結合形成の変異体や、BCRPの細胞内ドメインのペプチド配列の一部を欠如した種々の変異体をsite-directed mutagenesisなどの手法で作成し、解析を行った結果、BCRPのLLC-PK1細胞におけるアピカル側膜上での発現には、N型糖鎖の存在の有無は影響しないものの、ジスルフィド結合および細胞内ドメインの一部の配列の存在が必要であることが明らかとなった。この細胞内ドメインの配列は他の部分と比べ種間でよく保存されており、重要性を示唆するものと考えている。

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Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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