1990 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
02045007
|
Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
鈴木 芳夫 筑波大学, 農林学系, 教授 (50015640)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
WANNAKRAIROJ スラウイート カセサート大学, 農学部, 講師
TEERAVUDHICH テイーウアンテイチヤイ カセサート大学, 農学部, 講師
PILUEK Kasem カセサート大学, 農学部, 講師
SAGWANSUPYAK チヤイラ カセサート大学, 農学部, 助教授
KAWIT Wanich カセサート大学, 農学部, 講師
SABHADRABAND スラナン カセサート大学, 農学部, 助教授
渡部 弘 筑波大学, 農林学系, 講師 (70015676)
池田 英男 筑波大学, 農林学系, 助教授 (00081547)
福島 正幸 筑波大学, 農林学系, 講師 (50015806)
弦間 洋 筑波大学, 農林学系, 助教授 (70094406)
上田 尭夫 筑波大学, 農林学系, 助教授 (70015650)
|
Keywords | 園芸作物 / 比較環境学 / 果樹 / 蔬菜 / 花卉 |
Research Abstract |
当初、大学間の交流を相互に1回ずつと計画したが、材料収集などの事情で日本側は2回に分割した(12月と3月)。12月に実施したところでは、本研究についてコンセンサスを十分に得て、今後の研究活動を実施することについて合意を得た。また、果樹については日本側の研究事情、とくに温帯性、熱帯性果樹の休眠現象の生理的解明の現状について説明し、熱帯性果樹の開花結実事情を調査した。また、野菜については高温地帯での養液栽培の可能性について討論した。とくにタイ国における水質や水源の問題について課題が残されていることが述べられた。これらの結果、果樹についての研究材料収集の依頼や野菜の養液栽培水源、水質問題からの適地選定の重要性の確認がなされた。 タイ国側は2月に来日し、築波、宇都宮、仙台および東京を中心に、温帯性果樹の栽培状況、野菜の養液栽培状況およびランを中心とする花卉栽培状況を視察した。また、来年度以降の本研究についての実施予定について協議し、ほぼその内容および予定を決定した。とくに、花卉については矮化剤処理による開花調節に期待がかけられた。 日本側は3月に花卉および温帯性果樹のタイ国における現状把握の調査を実施した。すなわち、タイ国北部における高地利用のロイヤルプロジェクト研究農場を中心に、温帯性果樹(ナシ・モモなど)および各種花卉(キク・ガ-ベラ・セントポ-リア・ランなど)の栽培と気候条件との関係などを中心に調査を実施した。同時にタイ国側研究分担者との協議により、若干の問題点を洗い出し、今後追究するべき内容について論議した。 なお、園芸作物の生産技術開発における比較環境学的アプロ-チの具体的視点の確立についての合意が相互訪問によりなされ、品種の生理・生態的特性や品種の純度との関係が注目される。
|