1991 Fiscal Year Annual Research Report
1992年EC市場統合の日本対外経済政策に対するインパクトの研究
Project/Area Number |
02045017
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
眞継 隆 名古屋大学, 経済学部, 教授 (60022456)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
ジーク・フリート ハウザ フライブルク大学, 経済学部, 教授
ラルフ・ボード シュミッ フライブルク大学, 経済学部, 教授
アイロス・オーバー ハウ フライブルク大学, 経済学部, 教授
テオドール ダムス フライブルク大学, 経済学部, 教授
岸田 民樹 名古屋大学, 経済学部, 助教授 (50128766)
小川 英次 名古屋大学, 大学院・国際開発研究科, 教授 (00022450)
荒山 裕行 名古屋大学, 経済学部, 助教授 (60191863)
奥村 隆平 名古屋大学, 経済学部, 助教授 (50106837)
木下 宗七 名古屋大学, 経済学部, 教授 (70022457)
千田 純一 名古屋大学, 経済学部, 教授 (80022458)
藤瀬 浩司 名古屋大学, 経済学部, 教授 (20022452)
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Keywords | 欧州共同体 / 市場統合 / ドイツ統一 / 持続可能な農業 |
Research Abstract |
1.環境問題は世界的規模で深刻化しつつあり、各国で環境政策の強化がみられる。ドイツにおいても、中央政府、州政府、地方自治体のレベルで環境政策が分権的に実施されているが、1991年にはごみ処理対策として生産者の責任をより一層明確にした「包装法」がスタートし、ドイツへ製品を輸出している日本企業にとってこの点に十分に配慮することが新しい課題となっている。(真継隆が1991年7月に現地調査を実施) 2.先進国の農業問題の中心とは生産過剰であるが、最近になって環境保全の必要性が高まり、持続可能な農業のあり方が重要なトピックになっている。共同研究者のTh.ダムスは、ドイツとECの観点からこのテーマを取り上げ、1991年8月に中部農業経済学会で「先進工業国、特にECにおける持続可能な農業」について報告し、共同研究の成果を広く学会に紹介した。 3.ヨ-ロッパ経済は、ECの市場統合と東西ドイツの統一を軸に新しい展開をみせており、これらに関連した諸問題が、ダムス論文「ドイツ統一と経済システムの比較」、ブリンク論文「東ドイツ新企業の経営問題と解決策」、フランケ論文「ヨーロッパ中央銀行制度の成立過程」、オーバーハウザー論文「東欧諸国の市場経済化と財政問題」で詳細に分析された。これらの論文を中心にこれまでの研究成果が真継隆・Th.ダムス(共編)『EC市場統合とドイツ経済』として1992年3月に印刷されている。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] テオドール・ダムス: "先進工業国、特にECにおける持続可能な農業" 中部農業経済学. 1-12 (1992)
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[Publications] 真継 隆,Th.ダムス共編: "EC市場統合とドイツ経済" 名古屋大学経済学部, 1-320 (1982)