1990 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
02202107
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
松原 望 東京大学, 教養学部, 教授 (20000185)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
土井 陸雄 横浜市立大学, 医学部, 教授 (70091585)
斉藤 寛 長崎大学, 医学部, 教授 (80004901)
北畠 能房 筑波大学, 社会工学系, 助教授 (20109896)
池田 三郎 筑波大学, 社会工学系, 教授 (40026307)
阿部 泰隆 神戸大学, 法学部, 教授 (80030617)
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Keywords | リスク評価 / 制御 / 人為起源物質 / 安全係数 / 確率評価 / 情報と決定 / 費用 / 個体差 |
Research Abstract |
人為起源物質のリスクの動的管理システムを開発するための第2のステップを踏み出した。第1のステップは動的管理のコンセプトをi)観測可能性,ii)費用計算可能性,iii)制御可能性の三つを中心として抽出する段階で、これはあくまで抽象的コンセプトであった。これに具体性を与えるための枠組を探り、2,3年目の最終具体化段階へ移行させる最初の踏み出しが、第2のステップである。 次の事項を抽出した。 I.制御可能性 「個体差」「安全係数」を重視し、初期対応の機会を逃さず、全体のモニタリングを欠かさない。制御の法的可能性も重要である。 II.観測可能性 「統計死」がリスク管理の対象であり、リスク管理の理論が必要となる。 III.基用計算可能性 リスク管理は、「個人の選択」を基本としつつ、その情報サポ-ト、効果の社会経済計算で支えられる。
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Research Products
(7 results)
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[Publications] 北畠 能房: "動的リスク管理へ向けての環境・経済勘定体系試案" 「人間環境系」研究報告集. GO23. 210-222 (1990)
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[Publications] 北畠 能房: "湖沼の漁場管理" 水産海洋研究. 54(4). (1990)
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[Publications] 土井 陸雄: "検診における正常値とカットオフ値" 臨床検査. 34. 1078-1082 (1990)
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[Publications] 齋藤 寛: "環境と健康ーカドミウムから人間の健康を考える" 長崎大学公開講座叢書. 13. 75-88 (1990)
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[Publications] 齊藤 寛: "カドミウムによる賢障害の暴露軽減後の予後に関する追跡調査" 産業医学. 32. 274-275 (1990)
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[Publications] 池田 三郎(他): "リスク情報対話支援システム" 日本リスク研究学会第3回研究発表会論文集. 40-45 (1990)
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[Publications] 松原 望: "統計的決定" 放送大学出版振興会, (1992)