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1991 Fiscal Year Annual Research Report

室町以前書写国文学関係資料奥書集成をめざす研究

Research Project

Project/Area Number 02401012
Research InstitutionNational Institute of Japanese Literature

Principal Investigator

松野 陽一  国文学研究資料館, 文献資料部, 教授 (50005823)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山崎 誠  国文学研究資料館, 文献資料部, 助教授 (70094696)
鈴木 淳  国文学研究資料館, 文献資料部, 助教授 (40162953)
小峯 和明  国文学研究資料館, 文献資料部, 助教授 (70127827)
岡 雅彦  国文学研究資料館, 文献資料部, 教授 (20044729)
新藤 恊三  国文学研究資料館, 文献資料部, 教授 (80007161)
Keywords国文学 / 写本 / 奥書
Research Abstract

本年度も昨年度に引続いて、写本の奥書を調査、収集することに重点を置いたが、申請時に4年間を予定した計画を、2年目の今年度で終了させる必要があるため、昨年度同様、対象をもっぱら宮内庁書陵部蔵本と、陽明文庫蔵本との二大文庫の蔵書に限定せざるを得なかった。これら二文庫については、当館に写真やフィルムの二次資料がそれぞれ6,300点、3,417点所蔵されていること、また、それに伴う書誌調査カ-ドをも参考し得る利点を生かして、奥書抽出作業によるデ-タ作成を行った。その際、冷泉家本、高松宮家本、彰考館本などとの書承関係には特に留意した。
もとより、本研究は長期的に作業を重ねてゆくべき性格のものであって、2年間という短期間におけるデ-タの蓄積は、当初の目論見には遥かに及ばないものの、国文学資料の系譜台帳作成という目標に対しては確実なデ-タが形成され、今後この方法によって継続的に研究することの有効性について確信を得た。なお、書陵部本、陽明文庫本の奥書収集の作業と併行して、文庫の形成という観点から、独特の蔵書構成を示す真福寺本の奥書を悉皆調査し、また、近世初期の文庫間相互にわたる収書系譜の具体例として、藤原俊成の『長秋詠藻』(俊成家集)諸本の奥書を収集整理したが、それらは夫々「真福寺本奥書集成稿」、「長秋詠藻奥書集成」の形で、成果を公開する段階まで至っている。
本研究では人員、時間の制約を顧慮して、対象を室町以前書写の古写本に限定せざるを得なかったが、近世期の写本・版本にまで対象を拡大すれば、本邦古典籍の書承経路全般についても、本研究の方法を応用し得るとの見通しが立てられた。

Research Products

(2 results)

All Other

All Publications

  • [Publications] 山崎 誠: "真福寺本奥書集成稿(一)書名索引" 国文学研究資料館文献資料部調査研究報告. 13. (1992)

  • [Publications] 松野 陽一: "藤原俊成全歌集" 笠間書院, (1992)

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Published: 1993-03-15   Modified: 2016-04-21  

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