1990 Fiscal Year Annual Research Report
触媒的不斉炭素一炭素結合生成反応を基盤とした有用生物活性物質の合成研究
Project/Area Number |
02453137
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
柴崎 正勝 北海道大学, 薬学部, 教授 (30112767)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
袖岡 幹子 北海道大学, 薬学部, 助手 (60192142)
笹井 宏明 北海道大学, 薬学部, 助手 (90205831)
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Keywords | 触媒的不斉合成 / 不斉ヘック反応 / 不斉πーアリルパラジウム / カプネランアルコ-ル / アザディラクチン |
Research Abstract |
触媒的不斉炭素一炭素結合生成反応を基盤とした有用生物活性物質の合成を検討した。基本反応としては、不斉ヘック反応の開発、πーアリルパラジウムの化学に集中的検討を加えた。標的生理活性物質としては、海洋天然物であるカプネランアルコ-ル、強力な昆虫摂食阻害能を有するアザディラクチンを選択した。 不斉ヘック反応の開発には多大の時間を要したが、以下に記すごとく1__〜→2__〜の基本反応の開発、3__〜→4__〜でのカプネランアルコ-ルの触媒的不斉全合成に成功した。 又、下記の5__〜→6__〜は、不斉πーアリルパラジウムの化学を駆使したアザディラクチン合成中間体の触媒的不斉合成を示している。6__〜からアザディラクチンへの変換は、現在鎖意検討中である。
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