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1992 Fiscal Year Annual Research Report

周産期ウイルス感染のDNA診断

Research Project

Project/Area Number 02454376
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

川名 尚  東京大学, 医学部(分), 教授 (90010272)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 井上 栄  国立公衆衛生院, 部長 (40072938)
山口 宣生  東京大学, 医科学研究所, 教授 (90012723)
吉川 裕之  東京大学, 医学部(病), 助手 (40158415)
加藤 賢朗  東京大学, 医学部(分), 講師 (00185878)
Keywords単純ヘルペウイルス / ヒトパピローマウイルス / PCR / 周産期感染
Research Abstract

1.単純ヘルペスウイルス(HSV)のPCR法による検出 昨年度に確立したPCR法を用いて臨床検体からのHSVゲノムの検出を試みた。臨床検体は、女性性器より採取した。外陰や子宮頸部から綿棒にて擦過して得たものを、培養液にてすすぎ検体とした。これらを遠心後、上清を培養R-66細胞に接種してウイルスの分離を行った。沈澱よりDNAを抽出し、PCR法にてHSVゲノムの検出を行った。分離されたウイルスは、螢光標識マウスモノクローナル抗体を用いて固定と型の決定を行った。 臨床検体の検討に先き立ち、新鮮分離株 HSV-1 50株、HSV-2 34株の計84株についてPCR法を用いて検討した結果、全例に陽性所見を得た。また、型分けについても100%一致した。以上より、このPCRの系は、本部で分離されるHSVの株は、1型、2型共にほとんど検出できることが判明した。臨床検体は、妊婦、性器ヘルペスなどから得られた94例について検討した。1型分離陽性が5例、2型分離陽性が13例であった。これらについて、PCR法を行った所、1型につては5例全例、2型については、9例(69%)に陽性所見が得られた。 一方、分離陰性の76例中8例(11%)に陽性所見が得られた。分離陽性でPCR法陰性になった例は、ウイルスDNAが十分とれてなかった可能性が考えられる。一方、分離が陰性でもPCR法が陽性であることからPCR法の方が感度がより良い可能性が示された。
2.ヒトパピローマウイルス(HPV)のPCR法による検出 昨年度確立したコンセンサスプライマーを用いる性器に感染するHPVの検出法を外陰部や子宮頸部の病孝に応用し、本法の高い感度と特異性が証明された。

  • Research Products

    (4 results)

All Other

All Publications (4 results)

  • [Publications] 川名 尚: "微量中和法による型別抗単純ヘルペスウイルス抗体測定法の評価" 臨床とウイルス. 19. 347-351 (1991)

  • [Publications] 川名 尚: "環境感染としての女性性器ヘルペス" 日本環境感染症学雑法. 7. 30-31 (1992)

  • [Publications] 橋戸 円: "血中ポリマーIgA抗体の検出による単純ヘルペスウイルス初感染と再発の鑑別" 感染症学雑法. 66. 225-231 (1992)

  • [Publications] Yoshikawa H.: "Detection and typing of multiple genital human papilloma viruses by DNA amplification with consensus primers." Jpn.J.Cancer Res.82. 524-531 (1991)

URL: 

Published: 1994-03-23   Modified: 2016-04-21  

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