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1991 Fiscal Year Annual Research Report

ポ-タブル・広帯域・広ダイナミックレンジ・高感度地震測システムの試作

Research Project

Project/Area Number 02554010
Research InstitutionNagoya University

Principal Investigator

深尾 良夫  名古屋大学, 理学部, 教授 (10022708)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山田 功夫  名古屋大学, 理学部, 助教授 (60022670)
青木 治三  名古屋大学, 理学部, 教授 (20022569)
KeywordsCMG-3地震計 / STS地震計 / 広帯域地震計 / 地震計検定 / 臨時地震観測 / 火山観測 / 地震記録システム / 機動観測システム
Research Abstract

(1)地下温度測定精密抵抗温度計による連続観測の結果、地表における数日の温度変化が10度を越えるような場合でも、地下1mにおける温度変化は1/100度以下であることが判明した。これは機動観測において、地震計を地下に埋め込むことが如何に有効かを示している。
(3)CMG-3地震計の改造前年度、CMG-3地震計のフィ-ドバック機構を全面的に改造し、実質ダイナミックレンジの大幅アップに成功している。今年度は、微分回路により大容量のコンデンサを用いることにより帯域を更に延ばし、安定かつ高性能な速度型地震計を実現した。
(4)改造CMG-3地震計による雲仙岳の火山観測改造CMG-3地震計の実地テストを兼ねて、雲仙岳西側斜面にごく浅い穴を堀り、地震計3成分を埋めて準連続観測を開始した(6月17日)。記録には光磁気ディスク利用のデジタルイベントレコ-ダ-を用いている。改造により実質ダイナミックレンジが大幅アップしたため、これまでに記録が振り切れた例は1つも無い。火山性微動や火砕流に関して従来よりもはるかに広帯域の記録が得られつつある。
(5)STS-2地震計の検定STS-2地震計は、CMG-3と同様、本計画が目的とする機動観測にも使用することができる。この地震計を別途予算で購入し、その特性を2通りの方法で検定した。1つは地震計のキャリブレ-ションコイルに電流を流し振子を振らす方法、もう1つは地震計の足の底に圧電素子を取り付け周期的に地震計本体を傾ける方法である。2つの独立な方法で求めた地震計の特性は互いに完全に一致したが、それはメ-カ-の仕様値とは大きく異なるものであった。この食い違いについて、現在製作者(Wielant)と検討中である。

  • Research Products

    (3 results)

All Other

All Publications (3 results)

  • [Publications] 佐々木 透・山田 功夫・青木 治三・深尾 良夫: "CMG-3型広帯域地震計の改良及び試験観測" 地震.

  • [Publications] 佐々木 透・山田 功夫・石原 靖・深尾 良夫: "STS-2型地震計の特性テスト及び試験観測" 地震.

  • [Publications] 山岡 耕春・佐々木 透: "改造CMG-3地震計による雲仙岳の火山観測" 火山.

URL: 

Published: 1993-03-16   Modified: 2016-04-21  

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