1990 Fiscal Year Annual Research Report
セラミックス・コ-テング材の摩耗評価と試験法に関する研究
Project/Area Number |
02555020
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
石川 博將 北海道大学, 工学部, 教授 (80001212)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
内田 猛 (株)東芝, 重電技術研究所, 主幹
但野 茂 北海道大学, 工学部, 講師 (50175444)
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Keywords | トライボロジ / セラミック・コ-テング / くり返し塑性構成式 / 破壊力学 / 有限要素法 / シミュレ-ション |
Research Abstract |
1.摩耗構成式の定式化および数値シミュレ-ション(石川) 1.1.非弾性構成モデルとして繰返し塑性構成式の摩耗現象への適用可能性の検討。 1.2.微細構造の変化を示す内部変数を含めた形で摩耗材の非弾性構成式の定式化の検討。 1.3.有限要素法による摩耗時の非弾性変形シミュレ-ション。 上記の数値計算には、申請経費で北海道大学大型計算機センタ-を利用した。また、解析結果のカラ-グラフィク化には、パソコン(PCー98XL^2、現有)を用いた。 2.摩耗の誘因となる内部欠陥の観察(内田) 摩耗挙動は表面状態だけで決定されるわけではなく、内部の応力・ひずみ状態に大きく左右される。摩耗の誘因となる内部応力・ひずみに基づく欠陥の発生を観察することが重要である。このため、民間研究者が東芝重電技術研究所のSEM(現有)によって内部微細構造観察を行った。また、従来の破壊力学の適用についても検討した。 3.表面摩耗画像処理システム(但野) 3.1.サ-ボパルサ-(現有)に組み込める表面摩耗実験装置を、申請経費で試作した。 3.2.摺動中の表面状態は、マイクロスコ-プ(申請)でリアルタイムにかつ連続的に観察する予定であったが、まだうまくいっていない。
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Research Products
(1 results)