1990 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
02650139
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Research Institution | Tokyo University of Science |
Principal Investigator |
斉藤 進 東京理科大学, 工学部1部・機械工学科, 講師 (50084398)
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Keywords | 流速計 / 流量計 / 渦流量計 / カルマン渦 / 変動流 / F / Vコンバ-タ / 半導体レ-ザ- |
Research Abstract |
半導体レ-ザ-を用い細い径の渦発生体の後流に生じるカルマン渦の周波数を測定することにより流速分布を測定する流速計を開発出来た。また渦発生体が非常に細いことにより細い管路を流れ流量を測定可能な流量計を開発した。 1 流速計について 渦発生体の径を0.3mmから2mmのものを用い50mm×25mmの流路で流速分布の測定を行った。渦発生体に電流を流し加熱することにより渦の検出を容易にした。しかし流れが高速になるほど渦の検出は容易になり高速流では加熱の必要はない。また径が細いものほどより良い波形の信号が得られた。渦の周波数測定はFFTを用いた。測定は渦発生体を個定しレ-ザ-光を渦発生体に沿って移動する方法とレ-ザ-光を固定し渦発生体を移動する方法で行った。後者はピト-管によるものと良い一致を示したが,前者は壁近傍(速度勾配の大きい所)で差が出た。これは渦発生体後部での二次流れによることが可視化により確かめられ,遮蔽板を設けることにより差をなくすことが出来た。 流速は70m/sまで確かめられたがより高速でも測定可能と思われる。 2 流量計について 内径5mmの円管に0.1mmから0.5mmの径の渦発生体を設け水を用いて実験を行った。測定はFFTばかりでなく自作したF/Vコンバ-タにより行った。F/Vコンバ-タは応答性が良いことにより,変動流の測定を行った。変動流はロ-タリ-弁を電動機により回転させ発生させた。40Hzまでの測定が可能であった。以上のように市販の渦流量計に比べ非常に細い管路の流量を測定可能で応答性の高い流量計が得られた。
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Research Products
(1 results)