1991 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
02650611
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Research Institution | Tottori University |
Principal Investigator |
中島 路可 鳥取大学, 工学部, 教授 (40025987)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柴田 彩 鳥取大学, 工学部, 教務員 (10154238)
水谷 義 鳥取大学, 工学部, 助手 (40229696)
上田 那須雄 鳥取大学, 教養部, 教授 (30029201)
山本 二郎 鳥取大学, 工学部, 助教授 (30032022)
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Keywords | デヒドロアビエチン酸の生物変換 / コウヤマキのジテルペン成分 / ファルネソ-ルの生物変換 / 13ーアミノデイソプロピルデヒドロアビエンチン酸 |
Research Abstract |
沈香の生成に微生物が関与していることに着目し、沈香生成菌と考えられているカビ及びバクテリヤ51種類を選び、デヒドロアビエチン酸、ファルネソ-ル、ネロリド-ル、テトラリン、ヌ-トカトン、カウレンなどを基質として微生物変換を行った。デヒドロアビエチン酸では2ー位、7ー位、16ー位の水酸化がそれぞれ高収率で起こることを見出した。ファルネソ-ルではIF07706(Fusarium oxysporumf)により3.7,11ートリメチルー2,6,10ードデカトリエン酸が、IFO3521(Pseudomonas aureofaciens)により3,7,11ートリメチル2,10ードデカトリエン,1,7ージオ-ルが高い選択性で得られ、合成法としても利用できることを示した。 ネロリド-ル、テトラリン、カウレンについては良い結果は得られなかった。テトラリン、カウレンについては基質が水に溶けないことに問題があり、水酸化、リン酸エステル化によって水溶性として変換を行いたいと考えている。ヌ-トカトンについて現在生成物を分離、構造決定を行っている. またデヒドロアビエチン酸の液晶としての利用の可能性を見るためにデヒドロアビエチン酸の化学変換を行い、デヒドロアビエチン酸の13ー位のアミノ基への変換及び各種置換フェノ-ル類とデヒドロアビエチン酸のエステルを合成し、液晶性を検討している。 また、資源開発の目的で松柏類の樹脂成分の検索をコウヤマキ、白松について行い、とくにコウヤマキについては日本列島の日本構造線と成分の相関について調査を行っている。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] 山本 二郎,他: "デヒドロアビエチナ-ルとアニリンの反応" Chemistry Express. 7. 129-131 (1992)
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[Publications] 中島 路可 他: "テルペン類の微生物変換 ーファルネソ-ルの微生物変換ー" Chemistry Express. 7. (1992)
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[Publications] 山本 二郎 他: "デヒドロアビエチン酸と各種フェノ-ルと反応" 油化学. 41. (1992)
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[Publications] 山本 二郎,他: "13ーアミノデイソプロピルデヒドロアビエチン酸メチルの合成" 日本化学会誌. 1992. (1992)