1991 Fiscal Year Annual Research Report
高速情報処理システムの開発とその生体信号処理系への応用に関する研究
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02680029
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
赤松 則男 徳島大学, 工学部, 教授 (20035629)
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Keywords | マルチセンサ- / ニュ-ラル・コンピュ-タ / 電磁ニュ-ラル・コンピュ-タ / 生体信号処理系 / パタ-ン分類 / 学習機能 / 超並列演算 / FFT |
Research Abstract |
研究代表者が開発した超高感度マルチセンサ-を適用して体表面電位図の信号を採取した。生体信号の解析とシミュレ-ションを行うために電磁ニュ-ラル・コンピュ-タを開発した。電磁ニュ-ラル・コンピュ-タはノイマン型コンピュ-タに比較して高速処理が可能であり,並列演算を行うことができる。大規模のニュ-ラル・コンピュ-タを実現するには,個々のニュ-ロン間を結線するための有効な手法を開発する必要がある。本研究において,多くのニュ-ロンを電磁的に結合する事が可能になった。コンピュ-タシミュレ-ションによって電磁ニュ-ラルコンピュ-タの有効性を確認し,実際にその試作機を作成した。電磁ニュ-ラル・コンピュ-タは光合結のニュ-ラル・コンピュ-タとは異なり,特殊な発光素子等を開発する必要がないので,大規模集積回路の製作技術との整合性がある。さらに,超並列演算を可能とするアルゴリズムを開発した。ニュ-ラル・コンピュ-タの最も重要な要素は学習機能である。学習を高速にしかも確実に行うためのアルゴリズムを開発し,その有効性をシミュレ-ションによって確認した。このアルゴリズムを適用すると,ニュ-ロン間の結合が二値化され,集積回路化する事が容易になり,多くのパタ-ンを高速に処理することが可能になる。従って体表面電位図のパタ-ン分類をこのアルゴリズムにより,高速に処理する事が可能になる。生体から発する信号に前処理を於してさらにFFT演算を用いてスペクトルを求め,その情報をニュ-ラル・コンピュ-タに入力して,パタ-ン分類処理を高速に行う。学習を行い,その後に認識実験を行うと,従来のコンピュ-タで得られた結果よりも良好であり,しかも高速に生体信号を処理する事が可能になった。今後は処理速度の高速化と,処理結果が良好になるアルゴリズムを改良し,実用性の高い高速情報処理システムを開発し,これを生体信号処理系へ応用する。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] Shingo Tanabe,Eizo Bando,Hisao Yamaguchi,Hiroshi Miyamoto,Norio Akamatsu: "Measunement of cartilage thickmesson the articular face of the human patella and amovement of the patella during flexion of the Knee" Japanese Journal of Physical Fitness and Sports Medicine. 40. 102-110 (1991)
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[Publications] 赤松 則男,中村 喜宏,河辺 徹: "電磁ニュ-ラルコンピュ-タ" 電子情報通信学会論文誌DーII. J74ーDーII. 1448-1456 (1991)